い(い)きる。

生きることは言い切ること。

ラノベのエロ表紙を無くす必要がない理由

はい、釣りタイトルですごめんなさい。

正確には、「『子供にとって児童文学と一般文芸との架け橋であるべき・はずのラノベがエロ表紙によって潜在的な読者を逃している現状は教育上の損失である』という批判から見た場合にはむしろエロ表紙を無くす必要が特にない理由」ということになるかと思います。長ぇ〜!最近のラノベかよ〜〜!(^^)

この記事は、以下のツイートを発端にして起こったライトノベル(の表紙)に関する議論?を前提にしています。


これについては特に説明しませんので、下のまとめなどを参照してください。

 
 


また、「子供にとって児童文学と一般文芸との架け橋であるべき・はずのラノベがエロ表紙によって潜在的な読者を逃している現状は教育上の損失である」というのは、以下のようなツイートの意見を大雑把にまとめたものです。


あくまで、これらのツイートに対する反応という形になるため、本来の論点である「不快に感じる人間がいるのだから配慮すべき(ゾーニング)」「子供向けの商品カテゴリでエロはいかがなものか(レイティング)」「性的消費(セイテキショーヒ)」といった問題にはほぼ立ち入りません。ご了承ください。



さて、いきなりですが、「読書の入り口」という観点からはむしろラノベのエロ表紙を無くす必要が特にない理由を、はっきり言ってしまいましょう。それは単純に、「児童文学と一般文芸とを繋げられる存在は別にラノベだけではないから」です。

発端となったシュナムル氏の娘さんは氏の分析によると、『境界線上のホライゾン』の表紙で「自分の属する性別の体が性的に異様に誇張されて描かれ、ひたすら性的消費の道具として扱われる」ことに気持ち悪さを覚えているようです。あくまで一つの意見ではありますが、似たような感想を持つ女子は多いだろうと想像できます。そのような子供・若者たちにとっては、たしかに境ホラのようなおっぱい表紙のラノベは何があろうと決して「読書の入り口」にはなり得ないでしょう。

ですが幸いなことに、世の中には少女小説というカテゴリが存在しているのです。代表的なレーベルとしては、コバルト文庫集英社)、ビーンズ文庫(KADOKAWA)、X文庫ホワイトハート (講談社)などがあります。

竜宮輝夜記 染まれ君よと、恋に舞う (角川ビーンズ文庫)

竜宮輝夜記 染まれ君よと、恋に舞う (角川ビーンズ文庫)

(各レーベル名で検索をかけて最初に出てきたものをそのまま貼っただけです)


これは、同じ若者向けであっても、ライトノベルのような多く見積もって3、40年程度の歴史しか持たない新興成り上がりジャンルと違い、戦前から続く由緒正しい文化の継承者であり、一般的に文章のレベルなどもラノベより遥かに高いものとされています。また、当然のように女性に向けて書かれており、作家の多くも女性であるため、女性の「体が性的に異様に誇張されて描かれ、ひたすら性的消費の道具として扱われる」ような表現もほぼ存在しません(たぶん)

これなら、親御さんも娘さんも安心して買い与え、読みふけることができるはずです。

時折、少女小説ライトノベルの一部なのではないか?といった声が不届きなラノベ帝国主義者の間から上がることがありますが、これは絶対的に間違っています。男性の短絡的な性欲を満たすためだけに生まれ、現在までその姿のまま存在し続ける俗悪なジャンルであるライトノベルとは根本的に異なり、少女小説は時代によってその姿を変化させながらも真摯に社会と向き合い、少女の人生の灯火となってきたそれはそれは有り難い、いわばお経のような小説なのです。

本来、ライトノベルと比較することすら不敬であると言えるでしょう。最初に「ライトノベル」という用語が考案された時に想定されていたのがソノラマ文庫コバルト文庫であったという事実など、歴史の大きなうねりの中では塵芥でしかないのです。

このあたりの正しい歴史認識については、東海学園大学人文学部人文学科講師の大橋崇行氏の名著、『ライトノベルから見た少女 / 少年小説史 』を参照してください。

大橋崇行 - Wikipedia



さて、これで女性は片付きましたが、待て!男から見てもあの奇乳は気持ち悪いぞ!という意見もあるでしょう。

(余談ですが、単に極端に大きいだけの乳房を「奇乳」と呼んでしまうことは果たして倫理的に妥当なのでしょうか?)

そういった人々と同じ感性を持つ(またはそういう親の)男子は、読書の入り口にたどり着くことすら許されずに実質的文盲として一生を終えるほかないのでしょうか?

いいえ、そんなことはありません。なぜなら、現代日本にはライト文芸があるからです。

それ訳したら普通に「ライトノベル」じゃね?という奇妙な名を持つこの小説群は、近年急速に発展してきた領域で、一般的には「ラノベと一般文芸の中間」に位置するものと理解されています。主なレーベルは、メディアワークス文庫新潮文庫nex講談社タイガなど。

ラノベ同様に、表紙に漫画的なイラストで登場人物が配置されることが多く、また、内容面でもキャラクター性が強い(別名を「キャラ文芸」というぐらい)ですが、ラノベに比べて全体的に洗練された雰囲気で、言い換えるとスカしているのが特徴です。「あやかしカフェのほっこり事件簿」などの人気ジャンルを見ても分かるように、ミステリやそれに近い作品が目立つカテゴリでもあります。

私見では、一般の娯楽小説(特にミステリ)にあったキャラクター性の強い部分と、ラノベ内の一般文芸寄りな作風の作家・作品が接近しあって衝突して爆発して生まれた、というのがライト文芸の成り立ちなのですがわたしの史観などどうでもいいですね、はい。

これならば、羞恥心が人並み外れて強いタイプのお子様や親御さんも、ラノベと違ってさほど恥ずかしくはないのでは。想定上の対象年齢はやや上ですが、ラノベのおっぱい表紙に嫌悪感を持つようなイキのいい男子であれば、児童文学から直接移行しても、問題なく読みこなすことができるはずです。


仮に上の二つのいずれともいまいち相性が悪かった場合でも、なんと呼んでいいのか微妙なところですが、「ラノベでもライト文芸でも少女小説でもないティーン向けの小説」というものも、数は少ないながらも存在しています。

恋する熱気球

恋する熱気球

UFOはまだこない

UFOはまだこない

(普通にYAヤングアダルトと呼べばいいのでは?と思う人もいるかもしれませんし、わたしもそれに同意したいのですが、専門家の方によると、YAというのはアメリカで生まれたカテゴリでありアメリカにしか存在しないらしいのです。もし日本の作品をYAと呼ぼうものなら、すぐさまアメリカから図書館警察が飛んで来て逮捕されるとかされないとかナホトカ……)


YAはアメリカのティーンを対象にしたアメリカ独自のジャンル


とまあ、現在このぐらいには、一般文芸と児童書の橋渡しとなり得るラノベ以外の小説が存在しているわけです。

これだけの選択肢があって、それでもなお一部の作品にエロ表紙が存在するだけでラノベ全体を忌避するような(あるいはそのような親を持つ)子供の「読書の入り口」のためだけにラノベがエロを控えなければならない理由って、何かありますかありませんねご理解いただけて感謝します(早口)

かつては比較的ユニセックスだったはずのラノベが男性読者優先に傾き、また、一部の作風をライト文芸として切り離してしまったような、趣味の細分化タコツボ化を果たして歓迎するべきなのか?という疑問はあるでしょうが、それは別問題です。ここでの話はあくまで、エロ表紙の蔓延によってラノベが読書の入り口として機能しなくなり、このままでは活字離れが更に進行してしまうという危機感についてなので。繰り返しますがゾーニングやレーティングの是非についても触れません。

ラノベだけが読書の入り口としての間口の広さを要求されるのは少々理不尽な気もします。原理的には、少女小説ももっと少年に開かれるべき、といった批判もあり得るのに)



ここまで書いてきておいてなんですが、わたし自身は、読書の入門編としてのみラノベその他のカテゴリに価値を見出すような態度にはかなり批判的です。さらに言えば、児童文学→ラノベその他→一般文芸というような単純なステップアップの構造自体を疑っています。

それまで児童文学もラノベもほとんど読んでいなかった人間がいきなり「普通の小説」を読み出すこともあるだろうし、純文学をずっと読んできた人間が突然ラノベに目覚めることもある。そういった流動性こそが読書の本質に近いと思うのですが、あまり小説を読まない人(親?)に限って、年齢・学力の向上に合わせて読むものを切り替えるという成長モデルにとらわれやすい印象があります。

まあ何にせよ、みんなラノベを、というか小説を、もっと「普通に」読むということを考えた方がいいんじゃないかなあと思いますね。所詮は娯楽なんだから。そこで「読書の入り口」みたいな変な重荷をあまり背負わされると、“ライト”ノベルとしての軽やかさを失ってしまうのではないか、そうなると逆説的に「読書の入り口」としての機能も却って弱まるのではないか……といったモヤモヤを若干感じたのが、今回の騒動でした。




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id:tora_17氏による、最近のラノベにおける「タガを外したエロ表現」批判の問題点

上のツイートがちょっとした話題となり、ツイッター上で様々な反応を呼びました。


これ自体は、ラノベ的にも「性的消費」の話題的にも、またか!という程度の話でしかない(シュナムル氏というのはこの分野での有名人だそうです)ので特に解説はしませんが、シュナムル氏の元ツイートに同調する動きの中に、ひとつ見逃せないものがありました。

この、id:tora_17@tora_17)氏の記事には、主張の根拠という点で大きな問題があります。根拠とされているものの中に、極端な誇張もしくは今のところ実在が確認できていないものが含まれているのです。

それ以外の問題も含めて、記事とその元となった@tora_17氏のツイートと、問題を指摘する自分のツイート(今のところtora_17氏からの返答はひとつもありません)を引用しつつ見ていきましょう。

ラノベのエロ化のせいでエロゲ文化が破壊された?



売れなくなった原因、すなわちエロゲー全体の売り上げが激減した理由は、ぼくは4つあると考えている。

1.2004年以降、ストーリーゲームにシフトしすぎた
2.2008年以降、スマートフォンが広まった
3.スマホの流行に引きずられて、パソコンを保持する若者が減少した(※後の再検証で、正しくは、MacBookAirのヒットにより光学ドライブつきのパソコンを保持する若者が減少した、だとわかりました)
4.キラータイトルが減少した

2004年に『Fate/stay night』が大ヒットした時にも、「じゃあ、うちもストーリー重視のゲームを!」と、多くのソフトハウスが追随した

結果、ストーリーゲームが増えた。ゲーム性を少なくしてストーリー性だけで勝負すると、ラノベと競合することになってしまう。

そして、競合状態に陥った。

少なくとも、当のエロゲ業界の内部ですら、「ラノベのエロ化」はエロゲ衰退の原因として、完全に認識が共有されているわけではないことが分かります。



・既に休刊している一迅社文庫が「積極的にエロゲシナリオライターやキャラデザ担当者にオファーを出して“そういう内容”に特化したラノベを量産し」「表向き非ポルノなのに主力がエロっていう露骨なレーベル」だったのはいつ頃のことか?



ウは宇宙ヤバイのウ! ~セカイが滅ぶ5秒前~ (一迅社文庫)

ウは宇宙ヤバイのウ! ~セカイが滅ぶ5秒前~ (一迅社文庫)


一迅社文庫 - Wikipedia

なお、アダルトゲーム原作のタイトルについては他の多くのレーベルと同様に刊行されている。

ここ数年の少年向けライトノベルを取り巻く環境の激変を理由に[1]、2016年12月20日発売分を最後に刊行休止した。

一迅社文庫 - 刊行一覧: ラノベの杜

折れた聖剣と帝冠の剣姫(4) (一迅社文庫)

折れた聖剣と帝冠の剣姫(4) (一迅社文庫)

(今のところ一迅社文庫最後の作品)


・「モザイクか非表示しなければならない」ラノベ表紙及びそれに関する記事が掲載された「某ウェブメディア」とは?



マッチポンプ

(記事内の画像です)
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/t/tora_17/20180911/20180911201430.jpg

(こちらが元ツイート)


発端ツイートを転載しなかったのは、了承をとっていないからというのもありますが、ブログ的に100%アウトな画像なので怖くて載せられなかったというのが主な理由です。掲載ツイートが一つだけスクショでモザイク修正入りなのもそれが理由。なので、参考になりそうなリンクを貼るにとどめますが、下記リンク先の表紙画像には明らかに全年齢と称するには無理のあるものが複数見受けられます。これはあくまで一部なのです。


分かりにくいかもしれないので補足しておきますが、id:tora-17氏は別のライトノベルの「挿絵」画像にモザイクをかけつつ、この問題の発端となったシュナムル氏のツイートにあった「表紙」画像が「ブログ的に100%アウトな画像」であると言うことで、そちらもモザイクが必要なほど性的であるかのように読者を誘導しているのではないか、という疑いです。

発端のツイートはこの記事の冒頭にありますが、その画像の中で最も性的だと思われるのは(そして恐らく「自分の属する性別の体が性的に異様に誇張されて描かれ」と言われているのも)この表紙です。





以上です。

これはあくまで、自分が分かった範囲ではっきりと問題のある部分を挙げただけで、見る人が見れば他の矛盾や飛躍も指摘できるでしょうし、曖昧な違和感は記事中に全体的に漂っています。そもそも、元々はあくまで、ラノベのエロい「表紙」が見たくない人(子供)に見えてしまうという問題だったはずが、エロラノベが「古くからオタクを支え続けてきたエロゲ文化を滅びに追いやっている」なんていう話にすり替わってしまう時点で目眩がしそうです。

ひとつひとつは些細な点であっても、一記事の中にこれほどまとまって問題があるとなると、もはやただのミスや筆の滑りとは考えにくくなります。あまりにも不誠実な態度と言うべきでしょう。

ラノベにおける「女性の性的消費」や表紙の過激化を批判したいならすればいい。が、それは最低限、事実を踏まえて行われるべきだとわたしは考えています。当たり前ですが、そうでなければ単に自分の気に食わないものへの中傷でしかありませんからね。

id:tora_17@tora_17)氏が、この指摘を受けた上で当該記事にどのような加筆・修正を行うのか、あるいは全く黙殺するのか。しばらくの間は注視させてもらいます。




(おまけ)






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ブギポ新アニメPV正式公開に際しての勝手な注釈

ブギーポップは笑わない?Boogiepop Phantom?evolution 1 [DVD]

ブギーポップは笑わない?Boogiepop Phantom?evolution 1 [DVD]


自分が口を挟むような話では全然ないんだけど。



色々あった、アニメ『ブギーポップは笑わない』のPVが、今日になってようやく正式に公開された。

「正式に」というのがクセモノで、実はこのPV自体は以前からネット上で公開されている。公式アカウントのツイート内にもあるように、このPVは3月に開催された電撃文庫春の祭典2018というイベント内でアニメ化決定の発表と同時に公開されたもので、その模様がイベント直後から動画としてアップされているのだ。

イベント動画内の一部ではない、単独での公開は今回が初めて(イベント動画から勝手に切り出してアップした動画は一応あった)だが、PVの内容そのものは、自分の見る限り3月の時点と全く変わっていない。放送時期が2019年1月からに決まった(当初の予定は2018年)にもかかわらず、ラストにはご丁寧に「2018」の数字すら表示される。

つまり、この動画から得られるアニメ新情報はほぼゼロである。制作、大丈夫なのかな?と少し心配にはなるが本題はそこではない。

今回の正式公開で初めてこのPVを見た人々の間から、

「誰だこのキャラは!?」

「またオリジナルストーリーになるのか!?」

「“夜の果てを視るように、心の闇にすみれを咲かせよ”」

といった声が上がっているのを見かける。たしかにPVの内容は、原作には無いシーンやキャラのオンパレードなのだが、これは単純に情報の不足による誤解である。この行き違いをサクッと解消しておく。


初公開の時点で、イベントやその動画内でPVを見た人の多くは知っているはずだが、この映像についてはアニメのプロデューサーから以下のような補足説明があった(上のイベント動画のだいたい1時間6分〜)

「一つだけ言い忘れたことがあったので、最初に御覧いただいたPVなんですけれども、ほんとに本読みを始める前から作っていた本当に先行のPVになりまして、特に、出てくる合成人間とかが、本編に出てきません」

「これ用に、ちょっとアクション見せたいよねって作ったキャラクターなので、そこはご容赦いただければと思います」

「ハッタリです、ハッタリ!ハッタリなんですけども、まあこういった形で、素晴らしいクオリティのものを作りますよというスタッフの意気込みが詰まったプロモーションビデオになりますので、そこは、なんだよコイツ知らねーよ、みたいなことを言わないようにお願いします」

とのことだ。

それに加えて、同時に発表されたコミカライズ(『イマジネーター』『夜明け』)に関連して、アニメが「どこら辺をやるのか」という発言もあったため、少なくとも完全に原作に無い新規のエピソードとなる可能性は低そうだ。というわけで、今回初めてこのPVを目にした人々もどうか落ち着いてもらいたい。



以上。



(あのPV(だけ)を見た原作読者がそういう不安を抱くのは、簡単に予想できそうなものなんだから、正直こういうのは騒がれる前に公式アカウントがちゃんとフォローしておいてほしい……(でも、もしもスタッフが強い意志をもって“二度目の”アニオリをやるというのなら、それはそれで受けて立ってやろうじゃねーのよという気持ちもあるし、アクション・バトル成分増量ぐらいなら原作改変にすら当らないのではないか。最近の原作準拠ってことで))



(参考?)
ブギーポップ新作OVA版




(よろしければカンパお願いします。15円から可能です)

指ぬきグローブ流「『ライトノベル』と『ラノベ』は違う」論の解説

こんにちは。

現在ツイッター上では、ピクシブ文芸とかいうサイトの「山形小説家・ライター講座」における、指ぬきグローブこと、京極夏彦氏による作品講評、その中の一部の発言が話題になっています。

中身を簡単に言うと、

「『ライトノベル』と『ラノベ』は別物」

というものになります。

通常は「ライトノベル」の略称でしかないと認識されている「ラノベ」に別の意味を与えるこの指ぬきグローブの発言にツイッターでは、素直に賛同し歓迎するような反応が目立ちます。




大変なはしゃぎようですね。

が、しかし。果たして指ぬきグローブは本当に、彼らの言うような意味で「『ライトノベル』『ラノベ』別物論」を唱えているのでしょうか。そして、指ぬきグローブの「ララ別論(『ライトノベル』『ラノベ』別物論の略です)」には、どの程度の妥当性があるのでしょうか。今日はこれを解説します。

まずは、指ぬきグローブによる「ライトノベル」「ラノベ」の定義を改めて確認してみることにしましょう。少し長いですが、該当箇所の全文を引用します。

いわゆる、ライトノベルに近い書きぶりですね。
 ライトノベルの定義は非常に曖昧ですが、現在ラノベと呼ばれているジャンルとは違うものと考えたほうがいいです。ラノベライトノベルの略ではあるので、混同されている方も多いでしょうけど、ラノベは、今やラノベです。「ラノベって若い人が読むものでしょうに」と考えているお年寄りの方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはないです。ラノベ読者は、今やほぼ親爺です。固定読者は齢を取りますから。「可愛らしい萌え絵がついてるのがラノベだろうが」という人もいますけど、もうそんなこともないですね。一般文芸にもその手の装幀は侵食してきてますし、既に「萌え」も死語になりつつありますしね。いずれにしろラノベは一時期隆盛を極めましたが、既にだいぶ青息吐息になっています。つらいことですけど、仕方ないですね。これは作品の出来不出来のせいではなくて、制作システムの問題ですね。構造的に長くもつスタイルではないし、それは最初からわかっていたことなのに、そこに目をつぶって縮小再生産を繰り返したあげくの現状ですから、これは編集側の責任だと思います。
 一方でライトノベルというのは、もっと大きな枠組みです。90年代の造語ですが、それに相当するジャンルはそれ以前からずっとあるし、それらはいまだに読み継がれています。多分これからもあるでしょう。むしろ多様化していく可能性もあります。定義は曖昧ですが、大雑把にいえばジュブナイルよりは上の、若い層に向けて書かれた小説ということになるでしょうか。ラノベのシステムとはまったく違う形で書かれたライトノベルは山のようにありますし、それらはラノベと違ってどんどん新しい読者を獲得していっていますから、これがなくなることはありません。

ふむふむ……?

まずは「ラノベ」の方から見ていきましょう。

ラノベ読者は、今やほぼ親爺」とか、「一時期隆盛を極め」たが「既にだいぶ青息吐息」とか、「構造的に長くもつスタイルではない」とか、「縮小再生産を繰り返したあげくの現状」とか、どこかで聞いたような「ラノベ」をめぐる(ネガティブな)現状分析こそたくさんありますが、肝心の「ラノベ」が一体なんなのか、という説明は一切ありません。せめて具体的な作品名のひとつも例として挙げてくれれば分かりやすいのですが。

では次に、「ライトノベル」について。

90年代の造語ですが、それに相当するジャンルはそれ以前からずっとある

ううん?

大雑把にいえばジュブナイルよりは上の、若い層に向けて書かれた小説

……?

わたしのブログを読んでいるような人々には今さらの話ですが、ここで、「ライトノベル」という用語の誕生までの過程を簡単に説明します。

70年代末から80年代にかけて、第何次だかのアニメブームと呼応するかのように?アニメのノベライズなどを含めた、アニメ・漫画・ゲーム的な感覚と親和性の高い若者向け小説作品群が半ば同時多発的に現れました。それらの多くは特定のレーベルからの文庫書き下ろしで提供され、また、多くは表紙や挿絵に「アニメ・漫画的な」イラストが用いられていました。

これらの小説はその登場当初、海外における「ジュブナイル(小説)」や「ヤングアダルト」(いずれも主に対象年齢を基準としたジャンル名)に相当する作品とみなされ、輸入されたそれらの用語で呼ばれることがありました(「ジュニア小説」など他にも呼び名はあった)

が、1990年にパソコン通信サービスの一つ、ニフティサーブのSFファンタジー・フォーラム(よく分かりませんが古代魔法文明語か何かでしょう)から、それらの作品を専門に扱う会議室を独立させる際に、改めてその総称が検討され、システムオペレーターの神北恵太氏が「ライトノベル」と名付けた、というのが一般に知られている経緯です。


(参考)
名付け親だぞ: 神北情報局


さて、これと、指ぬきグローブの語る「ライトノベル」定義を比較してみましょう。

「90年代の造語」というのは良いとして、「それに相当するジャンルはそれ以前からずっとある」というのはどうでしょう。用語としての「ライトノベル」成立以前にそれに相当する作品群があったのはたしか、というか言葉の前に指示対象が存在するのは普通ですが、70年代末から90年までを「ずっと」と言えるかどうか。指ぬきグローブはもっと長い年月を想定しているようにも見えます。

また、「それらはいまだに読み継がれています」。これも気になるところです。用語としての「ライトノベル」成立前後のライトノベル(ややこしいな……)で今も読み継がれている(再版されている)と言えそうなものというと、せいぜい『妖精作戦』『銀河英雄伝説』あたり?どうもしっくり来ません。

妖精作戦

妖精作戦

銀河英雄伝説1 黎明篇 (らいとすたっふ文庫)

銀河英雄伝説1 黎明篇 (らいとすたっふ文庫)

そして、「大雑把にいえばジュブナイルよりは上の、若い層に向けて書かれた小説」。大雑把に言ってるからというのもあるでしょうけど、(90年にニフティで成立した)「ライトノベル」をただ「若い層に向けて書かれた小説」と表現するのは、実状からかけはなれた物言いと言わざるを得ません。単に「若い層に向けた小説」という以上の意味合いを持っていたからこそ、「ジュブナイル」「ヤングアダルト」といった舶来の既存の用語ではなく、「ライトノベル」が必要となったのです。

これらを見るに、指ぬきグローブの言う「ライトノベル」は実際のところ、本来の用法における「ヤングアダルト」「YA」全般に相当するのではないか、というのがわたしの解釈です。

ヤングアダルト、というのは、ちょっとググってみると具体的な数字にはバラつきがあって困るのですが、ざっくり言って「若い大人」くらいの意味になる言葉だそうです。子供と大人の中間の時期、というイメージですね、たぶん。文学におけるヤングアダルトも同様で、児童書と一般書の中間にあたるカテゴリーとなります。

主に対象年齢によって定義されるヤングアダルトは当然、ある点においては(普通の意味の)ライトノベルより広い範囲をカバーする概念です。下のリンク先に、『若草物語』『ハックルベリー・フィンの冒険』『赤毛のアン』『指輪物語』『ナルニア国物語』といった作品が含まれているのを見てもらえば、その射程がなんとなく分かってもらえるかと思います(わたしは全て未読です)

指ぬきグローブの言う、90年代「以前からずっと」存在し「読み継がれ」る「若い層に向けて書かれた小説」としての「ライトノベル」に当てはまるのは、ニフティ版「ライトノベル」よりも、やはりこちらの「ヤングアダルト」の方でしょう。

指ぬきグローブがなぜわざわざ「ヤングアダルト」を「ライトノベル」に言い換えたのか。たまたま血のめぐりが悪くて「ヤングアダルト」「YA」という語が思い浮かばなかっただけなのか、それとも受講者たちに「ヤングアダルト」という用語では伝わらないと思ったのか、理由は分かりません。それは別にいい。指ぬきグローブに直接問いただせる人が確かめておいてください。

問題は、指ぬき版「ライトノベル」が要は「ヤングアダルト」だったとすると、指ぬき版「ラノベ」はいったい何になるのか?ということです。

指ぬき「ライトノベル」=「YA」を前提にして、「ラノベ」に関する記述(特に「制作システム」云々)を見直して見ると、これは恐らく、いわゆる、普通の意味での、ソノラマやファンタジアやスニーカーやスーパーファンタジーや電撃から出ている(出ていた)ような、「ライトノベル」のほぼ全般を指しているものと思われます。

つまり、つまりですよ。

指ぬきグローブにとっては、

魔術士オーフェン』も、

魔術士オーフェンはぐれ旅 新装版1

魔術士オーフェンはぐれ旅 新装版1

スレイヤーズ』も、

『青の騎士ベルゼルガ 物語』も、

青の騎士(ブルーナイト)ベルゼルガ物語〈1〉 (ソノラマ文庫 307)

青の騎士(ブルーナイト)ベルゼルガ物語〈1〉 (ソノラマ文庫 307)


恐らく、恐らくは全て、「ラノベ」であって「ライトノベル」ではないのです。

指ぬきグローブという権威からお墨付きを得たと思い込んで、自分の好きな作品を現在の「ラノベ」から切断処理しようと躍起になっていた方々、ご愁傷さまです(-人-)ナムナム



指ぬき版「ライトノベル」=「ヤングアダルト」(全般)

であり、

指ぬき版「ラノベ」=(一般的な意味での)「ライトノベル」「ラノベ」(全般)

とすると、指ぬきグローブのララ別論は実際のところ、

ヤングアダルトライトノベルラノベは別物」

という主張になります。ラノベは(本来の意味での)ヤングアダルトの一種とも言える、少なくとも重複する部分はあるので、これでもまだ「別物」という表現は強すぎますが、逆にヤングアダルトの全てがラノベだと主張する人もあまりいないでしょうし、「ライトノベル」と「ラノベ」のような普通は完全に同一の意味とされる言葉を別物扱いするトンデモ説と比較すれば、まあ、理解可能というか普通の話にはなりました。

指ぬきグローブの言っている意味とは違うけどやはりかつての(自分が読んでいた・好きな)「ライトノベル」と現在の「ラノベ」は全くの別ジャンル!論者の方もいるかとは思いますが、それはどうぞご自由に主張なさってください。全力で叩き潰しますけど(^^)



今回の件では、講師という立場で自信たっぷりに無駄に混乱を呼ぶデタラメな用語の使いかたをした指ぬきグローブはもちろん悪い。しかし、たとえ指ぬきグローブのような博覧強記の作家であってもラノベに関しては明らかに門外漢の人物の尻馬に乗って、自分自身の醜悪なジャンル蔑視を剥き出しにして踊り狂った人々もやはり悪い。こうした方々にはどうか、本当の意味で自分の頭で考え、付和雷同することなく事実を冷静に見極める力を養ってもらいたいと思っています。

それができなければ、あなた達はいつまで経っても「ヒト」ではあっても「人間」にはなれませんよ!(^^)


偽西尾維新事件から始まる id:houjiT 氏とのやり取り

先日、「小説家になろう」にあの人気作家“西尾維新”が作品を投稿をしている!?という情報が、主にツイッター上で話題になりました。

当該アカウントの小説情報のページには「★メディアワークス文庫より10月25日第一巻発売予定。」「★2022年、春。劇場版アニメーション公開予定。」などとも書かれており、混乱に拍車をかけました。

結論から言うと、これは完全に別人(偽物)であり、既に作品どころかアカウントが「なろう」から消えています。このような行為をしでかした意図は不明ですが、このくだらなくてしょうもなくてバカバカしい「事件」自体は、解決済みと言っていいでしょう(偽物本人(ややこしい……)を名乗るツイッターアカウントも現れましたがこれも既に消えています)

ただ、この件を扱ったこの記事、

投稿者は作品がメディアワークス文庫から書籍化すること、劇場版アニメ化することを告知していますが、KADOKAWA広報部に取材したところ、「投稿者が西尾維新さん本人かどうかはまだ確認できていませんが、この作品がKADOKAWAから書籍化・アニメ化する事実はありません」と否定しました。

KADOKAWAの広報担当によると、「『小説家になろう』における異世界召命『人生ゲームオンライン』の作品ページは見ましたが、社内で確認したところ、この作品がメディアワークス文庫から刊行される予定も、劇場版アニメ化の予定もありませんでした」と告知内容を否定。作者については「現段階ではまだ投稿者が西尾維新さんなのかどうかは確認できていません」とコメントしています。

に付いた、 id:houjiT 氏のブックマークコメントが気になったので、IDコールで話しかけてみました。以下はそのやり取りです。


「小説家になろう」で「西尾維新」名乗る作品、物議醸す 書籍化・アニメ化告知するもKADOKAWAは否定 - ねとらぼ

電話一本すればわかる話じゃ……と思ったら、角川に問い合わせたのに編集部が本人確認できない、っておい。細かく無能を晒すな

2018/06/05 08:19

「小説家になろう」で「西尾維新」名乗る作品、物議醸す 書籍化・アニメ化告知するもKADOKAWAは否定 - ねとらぼ

<a href="/houjiT/">id:houjiT</a> 自社からの出版予定の有無はともかく、なんで「KADOKAWA」が西尾維新の動向(それもなろうへの投稿なんていうプライベートでもあり得る行為)を把握してると思ってるんですか?

2018/06/05 09:35

はてなブックマーク - 「小説家になろう」で「西尾維新」名乗る作品、物議醸す 書籍化・アニメ化告知するもKADOKAWAは否定 - ねとらぼ

<a href="/srpglove/">id:srpglove</a> 別名ならプライベートも分るけど、商業と同じ名でビジネスや法的に問題だから確認しない選択はない。おまけに電話一本で真偽を聞くだけでいい。連絡がつかない場合を除き、把握できてない方が不思議でしょう

2018/06/05 09:54

はてなブックマーク - 「小説家になろう」で「西尾維新」名乗る作品、物議醸す 書籍化・アニメ化告知するもKADOKAWAは否定 - ねとらぼ

<a href="/houjiT/">id:houjiT</a> すいません、出版業界詳しくないのでよく知らないんですが、KADOKAWAって西尾維新の直接の連絡先を知ってるんですか?あるいは情報としては押さえてるかもしれないけど、気軽に直接かけられるものなんですか?

2018/06/05 12:54

はてなブックマーク - はてなブックマーク - 「小説家になろう」で「西尾維新」名乗る作品、物議醸す 書籍化・アニメ化告知するもKADOKAWAは否定 - ねとらぼ

<a href="/srpglove/">id:srpglove</a> 共同で仕事してるから流石に知ってるっしょ。じゃなきゃ原稿を提出→編集・添削して返す、とかできないし。そもそも業界関係なく取引相手だから、そのレベルは抑えるって絶対

2018/06/05 13:17


この時点では id:houjiT 氏は全く理解していませんが(としか思えない)、わたしが問題にしているのはつまりこういうことです。

西尾維新 - Wikipedia

作品リストを見れば分かりますが、西尾維新はデビュー以来その作品の多くを、講談社から出版しています。もちろん、作家というのは基本的に出版社と専属契約を結ぶようなものではありませんし、実際他の版元での仕事もあるのですが、講談社作品の割合や、公式情報アカウントが講談社の編集部によって運営されているところを見ても、通常の作家と出版社の関係と比べれば強い結び付きがある、とは言えそうです。

(現)KADOKAWAでの西尾維新の仕事としては、滝本竜彦ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』の文庫版解説というものが一応存在しています。

ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ (角川文庫)

ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ (角川文庫)

が、これも既に15年近く前のことになりますし(もうそんなになるか……)、他作家の作品の解説一つというのは、繋がりと言うにはあまりに細すぎるものでしょう。

こういう状況で、たとえ自社との(虚偽の)関係を言い広められていたにせよ、ねとらぼから取材(電話?)を受けた時点で、「西尾維新」を名乗る「なろう」の一ユーザー(なろうの登録者数は80万人以上です)が本人かどうかの確認が済んでいることをKADOKAWAに要求するのは、あまりに理不尽なのでは?ということです。自分にはむしろ、あくまで自社からの出版予定の有無にとどめた返答で正解だったように見えるのですが。たとえ確認取れていたにしても、そんなに深くない関係の会社が「偽物です」と言い切るのもマズそう。

という話に id:houjiT 氏が気づいてくれることを期待して、わたしはこのようにコメントをしました。

はてなブックマーク - はてなブックマーク - 「小説家になろう」で「西尾維新」名乗る作品、物議醸す 書籍化・アニメ化告知するもKADOKAWAは否定 - ねとらぼ

<a href="/houjiT/">id:houjiT</a> なるほどよく分かりました。老婆心ながらご忠告申し上げますが、以後は知ったかでのいっちょ噛みは控えた方が良いと思いますよ。恥をかくだけなので。 <a href="https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E5%B0%BE%E7%B6%AD%E6%96%B0" target="_blank" rel="noopener nofollow">https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E5%B0%BE%E7%B6%AD%E6%96%B0</a>

2018/06/05 13:37

あまり上品とは言えませんが、わたしも頭に軽く血がのぼっていたもので。

で、それに対する id:houjiT 氏の返答がこれです。

はてなブックマーク - はてなブックマーク - はてなブックマーク - 「小説家になろう」で「西尾維新」名乗る作品、物議醸す 書籍化・アニメ化告知するもKADOKAWAは否定 - ねとらぼ

<a href="/srpglove/">id:srpglove</a> 文庫解説の所で仕事してるんだから、その時の伝手使えばいいじゃん。14年前だがそうそう連絡先って変わらんし、Twitterにも公式垢があるからさくっとDM送ればいい。講談社に聞いたって爆速で教えてくれるでしょ

2018/06/05 14:01

……………………………………………………………………

これから、id:houjiT 氏への最後のコメントをここに書きます。ブクマの文字数にはちょっと収まらないので。 id:houjiT 氏からのお返事は必要ありません。



そうですね。いざとなれば、連絡を取る手段はあるかもしれませんし、講談社に聞けば「爆速」かどうかはともかく恐らく確認は取れるでしょうね(もちろんその場合「KADOKAWA講談社→西尾」という間接的なやり取りになるわけだが)

でも、そういう問題じゃありませんよね? id:houjiT さん、あなた最初は明らかに「西尾維新KADOKAWAから自作を多数出版していて日常的に連絡を取り合っている」かのような前提で話をしていましたよね???

それから、「講談社に聞いたって爆速で教えてくれる」なら、なろうの「西尾維新」が本人かどうかは、ねとらぼが講談社に直接聞けば良かったんじゃないですか?ねえ?????

それからそれから、「Twitterにも公式垢があるからさくっとDM送ればいい」とのことですけど、ちょっと「西尾維新公式情報」アカウントのホーム画面を見てみましょうね。
f:id:srpglove:20180606222105j:plain
あれれれれれれ?

DMを送るボタン(フキダシみたいなやつ)が見当たりませんね?

そうです。 id:houjiT さんはご存知なかったかもしれませんが、Twitterのダイレクトメッセージというのは、自分のフォロワーにしか送れないものだったのです!!(「すべてのユーザーからダイレクトメッセージを受信する」設定にすることは可能)

あなたをフォローしているアカウントと、非公開の会話を始めたりグループ会話を作ったりできます。

では、果たして西尾維新公式情報アカウントがKADOKAWA関係のアカウントをひとつでもフォローしているかどうか確認してみましょうしてませんね(フォロー数19なのですぐ完了)

要するに、KADOKAWA西尾維新公式情報に「さくっとDM送」ることはできない、ということです。

だいたい、情報発信(宣伝)が中心のアカウント経由で連絡取ろうって発想がおかしいわ。この前もそれでこじれた件があったばっかじゃねーかバーカバーカ。


以上です。

繰り返しますが、 id:houjiT 氏からの返答は不要です。

わたしが id:houjiT 氏に求めているのは、今回の件を深く深く深く反省して、以後たいして詳しくもない話題に半端な知識で口をはさみ自信満々に言い切る態度を改めてくれることだけです。

それでは(^^)

やったことがある・やっていた・やっているスマホゲーカウントダウン24

自分のスマホゲー評価基準は主に三つ。

一.(できれば)戦闘があり、戦闘はシューティングやアクションなどリアルタイム性のあるもの
自分で動かしている実感がほしい。でも本格的にプレイヤースキルを要求されるのは困る(わがまま)。難しすぎるよりはいっそフルオートでもいいかも(ちゃぶ台返し

二.(なるべく)サクサク動く
たとえゲーム自体がどんなに面白くても、起動に三分以上かかり何かするたびに通信・ロードが発生しウェイトでガックガクの上にスマホは爆熱、というのではお話にならない。低スペックスマホを使っている身としてはなおさら気になる部分。

三.(願わくば)使用する・ガチャから出るキャラは女性だけ
はっきり言って、男が出ると「ハズレた!」と感じる。無駄は省きたい。


他にも、重ね……重ねかあ〜〜〜〜など細かい好みもあるがそれは個々のゲームの紹介の中で追い追い。



まずは、「やったことがある」程度のものから。

24.『異世界からのノノ』(Yostar, Inc.)

異世界からのノノ

2D横スクロール美少女アクションRPG
プレイヤー✕キャラではなく、キャラ同士の百合要素がある点が特徴。
サービス開始時に一度触って、悪くはないが全体的にちょっとモッサリしてるので、後で改善でもあったらまた入れようと思って消したのだが、去年の8月以来更新が途絶えているようだ。

23.『ヴィーナスランブル』(BLUE PRINT Inc.)

セクシー(笑)RPG。提供元として登録されているのはブループリントだが、スクエニと共同の運営?開発?
おさわり有りでキャラがLive2Dでぐねぐね動くのはいいのだが、そのせいかかなり重めだったのですぐにアンインストール。最近大きなアップデートがあったらしいが、果たしてどのぐらい改善されているのか。

22.『ロストクルセイド』(BLUE PRINT Inc.)


セクシー(笑)RPG

ヴィーナスランブルと同じ会社で、同名のキャラがいたり用語が共通してたりするので、姉妹作的な扱いなのかもしれない。

それなりに気合いの入った作りであるヴィーナスランブルと比べると、ほぼガラケー時代のソシャゲそのままの貧相なゲーム性。ただ、その分動作は軽快で、濃い目でギトギトした色使いの絵柄(自分の好み)のキャラが多くてちょっとイベントに参加するだけでガチャチケがドカドカ手に入るのが快感で、個人的な事情で気分が落ち込んでた時に、数日間集中的にプレイしていた。

21.『戦国アスカZERO』(ORATTA, Inc.)


武将女性化町作りRPG

見た目は悪くないので何回かインストールしているが、そのたびにチュートリアルを突破するかしないかあたりでやめてしまうという不毛なことを繰り返している。

ついさっきも、「濡れ透け召喚」という言葉に、ほほう……と興味を引かれて再度入れてみたが、濡れ透けを回す前に消してしまった。

20 .『崩壊3rd』(miHoYo)

美少女・萌え系ゲーム/アプリ「崩壊3rd」公式サイト
3D美少女アクションRPG。後述する『崩壊学園』シリーズの第3作のため、このタイトル。

とにかく、グラフィックがキレイでスタイリッシュで(いい意味で)中二。あくまでムービー部分についての話ではあるが、ちょっと前にヘンな形で話題になったのも頷ける。

ただ、自分のスマホには若干、荷が重かったようで残念ながらお別れ。

19.『Zgirls 2-Last One』(Elex)


3Dゾンビクラフト美少女サバイバル。

別のクラフト+サバイバル系のゲームをプレイした時に、面白いけどこれで主人公が女キャラだったらなーと思ったのだが、いつの間にかほぼそのまんまのものが出ていた。

序盤しかプレイしてないが、食うや食わずの状態から、安定して水や食料を得られていつでも風呂に入れるような環境を整えるまでが楽しい(逆に言うとここから大きな発展があるのかどうか不安)

前作は、ゾンビと美少女が題材であること以外2と関係ない都市開発シュミレーションだったらしいのだが、いったい何があったのか。


ここからはある程度継続的に「やっていた」もの。

18.『ファイアーエムブレムヒーローズ』(Nintendo Co., Ltd.)


手強いシミュレーションRPGファイアーエムブレムスマホ版。

操作を含めたシステムはスマホに合わせてシンプルで快適だし、最初のガチャでマルスも当たって幸先も良かった、はずなのだが、妙に早めに飽きが来てしまった。

最近のシリーズをプレイしていないため馴染みの無いキャラが多かったことが個人的な敗因、か?

17.『ドラゴンシューター』(PATIGames Corp.)


シューティングRPG

なんか縦シュー(RPG)がやりてえなあ、でもゴ魔乙はメジャー過ぎて逆に手が出しづらいなあ(あとCAVEなのでガチっぽくて怖い)。という非常に消極的な理由でプレイ。

海外作品らしい?ビカビカと派手なキャラと適度にヌルめの固定画面シューティングで、しばらくは楽しくプレイできていた。やめた理由はあんまり覚えていないが、キャラ育成に重ね(説明の必要はないと思うが同一のキャラを合成してレベル限界などを上昇させるシステム)が必要なことにかったるさを感じたような気はする。

16.『デスティニーチャイルド』(STAIRS Corp.)


悪魔RPG

メインのキャラデザイナーの肉感的な絵柄+グネグネ動くLive2Dで、見た目の派手さは申し分無し。しかもこのLive2Dは設定でオフにもできるのでわずらわしくない。地味に好感度が高いポイント。
戦闘も比較的オーソドックスなスタイルながらテンポが良く、また、タイミング良くタップすることで威力が上下する大技などを取り入れることで変化を付けている。

問題は、公式のビジュアルなどからてっきりヴィーナスランブルみたいなお色気(笑)重視路線かと思ってたら、男キャラが普通にいるどころか非人型のクリーチャーまでガチャのラインナップに入ってること(しかも高レアにもいる)。その上、女キャラも意外とおとなし目なデザインが多くて、これはちょっと自分向けではないかな(^_^;)となった。

15 .『TOKYO EXE GIRLS ~X指定~』(DMM GAMES)


(18禁だが上のリンク先は全年齢版。以下のDMM18禁ゲームも同様)

都内の区だか市だか(地方民なのでよく分かってなくてすみませんねぇ(^^))擬人化エロRPG

DMMエロゲ内のみならず全スマホゲーで見ても、一二を争う自分好みの絵柄(の多さ)。加えて、ストラテジーっぽいリアルタイム性のある戦闘部分も悪くはない。ゲームとしては、できることなら長く続けたい内容だった。

が、残念ながら、非常に重っっっっっったい!一度戦闘しただけでまともにプレイできないほど重くてガクガクになる。これは自分のスマホの問題なのかゲーム側に原因があるのか……

これに限らずDMMのスマホ(エロ)ゲーは、PC版とデータを共有しているせいなのか、やけに動作が重いものが多い。ゲーム内容以前にそこをクリアできているかどうかが一つのハードルになっている。

14.『漂流少女』(DAERISOFT)


雰囲気系釣りバトルタップRPG

すべての陸地が水没してしまった世界で、一人の少女が魚を釣っておでん(???)を集めながら世界中をまわる。

戦闘(釣り)は単純なタップ連打だが、成長に合わせて自動で攻撃してくれる砲台などが増えて放置プレイが可能になるし、特に序盤は新要素が次々に開放されて飽きることがない。美少女(?)主人公だけあって着せ替えもあり。何よりくすんだ色づかいで描かれる崩壊後の世界の、シュールかつ寂しげな雰囲気がたいへん良い。

今はスマホに入れてないけど、改めて考えてみたら否定的な評価してる部分ほぼゼロだなこのゲーム。敢えて言うなら、タップRPGというジャンル自体の限界の問題か。

13.『ヴィーナス†ブレイド レイジングX』(DMM GAMES)


武器擬人化エロRPG

前身となる非エロ非DMMのゲームも継続中らしいが、関係がよく分からない。

RPGとしては、DMMゲームの中だけでも複数見られるような、サイドビュー戦闘の基本オートでスキルの発動タイミングだけ管理するよくあるタイプ。絵柄も、一部を除いてはそんなに好みではない。

が、とにかく動作が軽い!DMMエロゲとしてはその一点だけでかなり評価できてしまう。

12.『HIT』(NEXON Company)


3DアクションRPG

使用可能キャラは女✕3、男✕2。その内の一人を選んでゲームを始める。石を使えば他のキャラも使用可能になるが、石の保有数など一部の項目を除いてほぼ別データ扱いで、「仲間」というわけではない。つまり、男を無理して使用する必要はない。

横持ち、左のバーチャルパッドで移動、右側のバーチャルボタンで攻撃・スキル使用という、この手のゲームとしては標準的な操作方法。少なくともメインシナリオに関しては、成長・強化の方を普通にこなしていれば、何も考えずに攻撃ボタン連打(というか押しっぱなし)してるだけでも勝手にコンボで暴れてくれて、ある程度のところまでは進めるバランスになっている。

「すべての一撃が、美しい。」というキャッチコピーからも分かるように、同種のゲームの中でもグラフィックに力が入っている。自分はスマホのスペックに合わせて、画質関連の設定は低めにしていたが、それでもそこそこ見られるものにはなっていた、と思う(※コンシューマやPCの3Dゲームを長いことやっていない人間の基準です)。2Dのイメージイラストに比べると、3Dモデルはどのキャラも軒並みケバくなっていて別人感があるが、まあ、そこはまあ、心の目を開いて。

着せ替えも充実していて、夏の水着やクリスマスのサンタコスはもちろん、なぜか正月に鎧武者という名のビキニアーマーを投入してくる攻めの姿勢が好きだった。自分の場合、石のほとんどはアバターガチャに消えた。

KOFコラボのアバターガチャで、不知火舞(1P)の衣装が出なかったために怒りに任せて消してしまった。

11.『崩壊学園』(miHoYo Inc.)


2Dゾンビ美少女ベルトスクロールアクションRPG

バットやチェーンソーなどの近接武器もあるが、メインの装備はやはり対ゾンビらしく銃器。特にボタン押しっぱなしで押し寄せるゾンビを蹴散らせる自動ライフル系の武器は使っていて気持ちがいい。美少女がてっぽうを撃つ姿を見ると興奮する趣味の人には向いているのではないか。

ストーリーに関わる主人公たちメインキャラのみならず、雑魚敵のゾンビも含めて、キャラの大半が女の子。ストーリーは……腐女子が腐ってゾンビになったとか言ってたような(ほぼスキップしてたので理解してない)

いわゆる「美少女」的なキャラクターデザインに全体から溢れる中二センスと、今では全然珍しくもない(当時でも?)が、こういうオタク好きする外観のゲームが海外から出てきているという事実自体に、軽い感動を覚えた記憶がある。

後発の崩壊3rdと比べると、強化素材に「パンツ」が含まれていたり、ミッションの名前が「僕と契約して」「あなたが私のマスター」「撃て!ラミアス」など日本アニメを元ネタにしたものだったりと、全体的にポップで遊びのある内容になっていて、評価が別れるところだろうが、自分としてはこちらの雰囲気の方が余裕が感じられて好きだった(個々のネタが実際に面白いかどうかはさておき)


10.『バトルガール ハイスクール』(COLOPL, Inc.)


3D学園美少女アクションRPG

ガチャからキャラ(カード)を得ることで入手できる着せ替えは、戦闘などで使われる3Dモデル、Live2Dで動く立ち絵の双方に反映される。この、カード・3D・立ち絵の三位一体によるキャラ表現が特徴、と思われる。

アクションとしては、同じコロプラの『白猫プロジェクト』同様に、指一本で移動も攻撃も可能な「ぷにコン」を搭載。してるんだけど、どうなるんだろうね

リズムゲームに近いシステムがあり、タイミングよくタップでコンボを繋いでいくとダメージが増加したり必殺技を発動できたりする。それ自体は別にいいのだが、コンボ数がミッション条件となっているステージがあったり、強力な必殺技をひたすら発動するのが最適解に近いことが多かったりで、とにかくコンボを繋ぐことに汲々として通常移動もままならない(フリックによる緊急回避ならコンボは途切れない)プレイを強いられるのが窮屈に感じた。

Live2Dで表示しているせいなのか、ストーリーパートでキャラが画面から退場したり登場したりするたびに微妙な間が発生して、セリフを読み進めるだけでちょっとしたストレスになる。自然とスキップを多用しがちになり、おかげで、(プレイしていた当時の)メインシナリオはひと通りクリアしたはずなのに、設定をほとんど理解していない。

この手のゲームではもはや標準搭載に近いお触り(なでなで)要素もあるが、デイリーミッションに組み込まれてるせいで最終的には半ば苦痛になった。タップじゃなくスワイプなのが地味に効いてくる。

振り返ると文句ばっかり出てくるが、美少女オンリーのアクションRPGとして期待されることは大体やれてるし、コロプラのゲームの特徴としてスタミナ・AP制無しで自由にプレイ可能だし、自分にしては比較的長く続いたゲームだったので、それなり以上には好きだったのだと思う。たぶん。

9 .『グリムノーツ』(SQUARE ENIX Co.,Ltd.)


童話アクションRPG。現在はリニューアルして『グリムノーツ Repage』となっている(自分はリニューアル前に離脱)

人間が生まれた時に童話になぞらえた運命が記された「運命の書」が与えられる世界が舞台で、何も記されていない「空白の書」を持つ者たちが主人公。戦闘で直接操作するのは、主人公たちそのものではなく彼らが力を借りたヒーロー(童話の登場人物その他)

童話、といっても、夏の夜の夢・ロミジュリのシェイクスピア作品あたりはだいぶ微妙なところだし、ジャンヌ・ダルクマリー・アントワネットになるともはやフィクションですらない。といった具合に、かなり緩めの線引きで参戦作品・キャラが決められているようだ(スーパー偉人大戦系の人気に便乗しようとしているのだろうか)

戦闘はぷにコン、では当然ないが、それと同様に指一本で操作できるタイプ。こちらの方がスマホでのアクションの操作方法としては圧倒的に洗練されてる気がするのだが、やはりある程度複雑な動作を可能にするバーチャルパッド方式の方が一般的には需要があるのだろうか。うーむ。

このゲームで個人的に最も重要なのは、ソロプレイでも複数キャラクターの同時参加によるパーティ戦闘が可能なこと。これまでに挙げたタイトルだと、ノノ、バトガ、ついでに他では『ららマジ』『天華百剣-斬-』あたりのアクションRPGも、パーティなりチームなりを組むことはできるのだが、一度に戦闘に参加するのはあくまで操作中の一人に限られ、状況に合わせて控えのメンバーと交代するという形式になっている。なぜこういうシステムが現在のスマホアクションRPGに多いのかは分からないが(マルチの価値を引き上げるためか?)、とにかく自分は交代形式には若干の寂しさを感じてしまう性質のため、グリムノーツのAI操作によるパーティ戦闘は貴重な存在だった。

そんな貴重なグリムノーツからなんで離れてしまったのかというと、例によって、ガチャから男が出るのが耐えられなくなったから。正確に言うと、男が出たこと自体は全然嬉しくないのに性能の高さに負けてつい使ってしまう自分の心の弱さが嫌になったから。これに近いシステムで女キャラオンリーRPG作ってくれたらなあ。



ここからは、少なくとも現在スマホにインストールされているという意味で、一応は「やっている」と言えるもの。


8.『ハニー×ブレイド2 X指定』(DMM GAMES)


3DエロRPG。そっちは触ってないのでくわしくは分からないが、ほぼオルガル、らしい。

開発的に前作にあたる『天衣創聖ストライクガールズ』(モンスト風引っぱりアクション+スクスト風3D着せ替え)が、いかにもDMMな“重々しさ”だったので、今回も似たようなもんだろうとタカをくくってたら意外にもテンポが良い進行で驚いている。

驚いたところで安心してしまってそのまま放置している。

7.『スーパーロボット大戦X-Ω』(BANDAI NAMCO Entertainment Inc.)


スパロボラインディフェンスRPG

アニメその他のスーパーロボットが大集合するシミュレーションRPGスーパーロボット大戦シリーズのスマホ版、とは言い切れない内容。開発はセガゲームスで、戦闘部分のシステムは同社の『チェインクロニクル』を踏襲したラインディフェンス形式になっている。

別に、シミュレーションじゃないからスパロボじゃない!などと言うつもりはない。戦闘その他のシステムについては、これはこれでいいだろうと思う。が、起動、データ更新、画面遷移などで発生するロード・通信の長さがネックになって、あまり本腰を入れてプレイする気にはなれないというのが全体的な評価。

現在は、面白そうなイベントがあった時にストーリーを覗く時ぐらいしか起動しておらず、その頻度も少なくなっている。しかしそれでも、完全にアンインストールしてしまう踏ん切りはなかなか付かない。イベントストーリーの出来は悪くないものが多いし、意外な参戦作品の時はお祭りに参加したいし……

あ、本作オリジナルキャラクターの絵は好きです。あの絵で独立したゲームを一本作ってもらいたいぐらい。

6.『スクールガールストライカーズトゥインクルメロディーズ~』(SQUARE ENIX Co.,Ltd.)


アイドル音ゲー

通称スクメロ。後述する、スクストこと『スクールガールストライカーズ』のスピンオフというか姉妹作というか。スクストの別チャンネル(平行世界)で、スクストのキャラ達+本作オリジナルの主人公チームがスクールアイドルタイム活動!を行う、というストーリー。

曲は全体的に好み。特に最初のイベント曲でありスクメロ主人公とスクスト主人公のデュエットだった「例えば君の未来が」は、スクストとスクメロの関係を歌っているように(勝手に)聞こえる歌詞も含めてグッとくる。スクスト第一部のエンディングテーマである「もしもの私」も追加されたことだし、あとはアニメ版スクストの「未来系ストライカーズ」と「きっとワンダフォー!」が来てくれれば完璧。

未来系ストライカーズ

未来系ストライカーズ

きっとワンダフォー!

きっとワンダフォー!

ただ、低スペック用の設定にしていたにもかかわらず、スマホが警告を出すほどの熱を持ったことが一度あり、以来ゲームの起動に抵抗を感じるようになってしまった。曲はしばらくすると公式がMVをアップしてくれるのでそれで十分楽しめるから、というのもある。

それから、自分は音ゲーというジャンル自体が、ド下手クソなのであまり好きではない(全否定)

5.『ときめきアイドル』(KONAMI


アイドル音ゲー

学園恋愛シミュレーションの金字塔『ときめきメモリアル』シリーズの遺伝子を受け継ぐ最新作……がなぜか「アイドルもの」の「音ゲー」となって現れた、という一作。

ゲームとしての「ときメモ」っぽさは正直、取ってつけたような会話・下校イベントぐらいからしか感じ取れないが、「片桐」の性を持つカタカナ英語女や、国民的ゲームアイドルになってグラディウスの続編を作るのが夢である緑髪女などのキャラクター面には、「ときメモ」らしさがある、かもしれない。

また曲に関しても、多くは新規に作製されたものだが、「二人の時~ forever~」「Twin memories」など、ときメモや他のKONAMI作品関連楽曲のカバーもある。ボーカル抜きではあるが、KONAMI作品BGMのアレンジ版もいくつか追加されるようになり、ますます老人向けゲームとしての側面を強めている。

しかし、自分は音ゲーというジャンル自体があまり好きではない(再否定)

なので、よっぽどの面白い新曲(新しくない)を定期的に追加してくれないと起動する気が起こらないし、実際ここしばらくは動かしていない。「もっと! モット! ときめき」「勇気の神様」あたりの最強クラスのカード(追加予定自体ないということはまずないだろう)も、あまりもったいぶって腐らせるよりは、早めに切ってしまった方がいいのではないか、と個人的には思う。あとは「神様の常識」「恋愛物語入門(1)初歩の初歩」「Lights ~遥かなる旅立ち~」あたりが来てくれれば言うことなし(ぜんぶマリ姉だし最後はときメモ関係ねえ(かろうじてKONAMI関連ではある))

4.『女神にキスを!〜Goddess Kiss -X〜』(DMM GAMES)


ロボットエロRPG

新規のキャラを入手時に「搭乗」というコマンドが表示されて、実行するとパイロットがロボットに乗り込む演出があるので、人間と機体が個別に扱われていて乗り換えなども可能なシステムなのかなと錯覚しそうになるが、そんなことは一切なくキャラとロボは完全に抱き合わせである。「搭乗」は単なるハッタリでしかないらしい。

また、ストーリーを進めて敵の(女性)パイロットを仲間にした時に、洗脳から開放するためのキス(そういう設定)をするシーンがある。それ自体は別にいいのだが、画面を長押しすることでキャラの顔がアップになっていき最大まで近づいたところでスマホが振動する、という流れはいかがものか。ちなみにこのバイブは設定でオフにできない。

ただ、こういう細かい工夫?の全てが空回っているかというとそうでもなく、たとえば戦闘シーンは斜めからの見下ろし視点で敵と向かいあっている(敵味方の間に区切り線を入れることで距離を表現している)構図だが、ロボが棒立ちではなく常に前進を続ける形になっているのは動きが感じられて良い。

ゲームのシステム的な面でも、基本的には戦闘はオート+任意でのスキル発動というよくある形式なのだが、敵味方のスキル効果範囲を考えて戦闘開始前に配置を変更する要素があったり、一度クリアしたステージはオートでの周回が可能な便利な機能があったりと、色んな部分にひと味を加える努力が見られる。

さすがにここはちょっと、という箇所(スキルのレベルが一つずつしか上げられずまとめて上げる場合は連打するしかない)も当然あったが、これもどうやら次のアップデートで改善されるようで、まだ始めたばかりだが、地味ながら好感の持てる良作、という印象。開発は色々なのでひとくくりにはできないとはいえ、いい意味でDMMの(エロ)ゲームらしくない。


3 .『アリス・ギア・アイギス』(COLOPL, Inc.)


3Dフミカネメカ少女シューティングアクションRPG

島田フミカネ(をはじめとしたデザイナー)によるメカ武装少女を操作して、現代によく似た都市が再現された移民宇宙船を襲う謎の機械生命体を撃退する、という、新しいのになぜかところどころ馴染みの匂いがする内容。

3Dシューティング部分は、一応は立体空間上での戦闘となるが、基本的にはロックオンした敵を基準に前後左右に動くという形になるので、そこまで自由な機動ができるわけではない。その分、操作はシンプルで、縦持ち+指一本でのコロプラらしい手軽なスタイルとなっている。やはりスタミナAP行動力も無し。ただ、シェル(宝箱のようなもの)を開けるためのエネルギーが、一度使うとしばらくの間充電が必要になるので、これがAPに近い役割を果たしているのかもしれない。

3Dモデルは、かなり元イラストの再現度が高いのではないだろうか。特に、いかにもオタク好きするアクティブ褐色オタク美少女である兼志谷シタラちゃんは本当に魅力的で、さすがフミカネだな〜としたり顔で頷いてたら、実際は海老川兼武だった。ごめんなさいm(_ _)m

機械生命体の撃退を請け負う企業としてかつて名を馳せたが今では他社に追い抜かれて凋落した会社が再起を図る、という王道の導入で始まるストーリー、自体はそんなに進めていないのだが、セリフのセンスが良くて楽しい。特にシタラちゃん。

全体的に普通によく出来ているため、逆によく出来ているという事実の確認だけで安心してしまって、実はあまり熱心にはプレイしていない。同じくフミカネデザインのアニメ『フレームアームズ・ガール』とのコラボが決定しており、このままフミカネメカ少女コラボの流れが続けば、ストパン、スカガはもちろん、いずれはシュピーゲルシリーズ(冲方の)が来る可能性もゼロではない……かもしれないので、もしもそういう(変な)盛り上がり方をし始めたら気合いを入れてプレイしたい。

言い忘れてたが音楽はZUNTATAで、当然これも良い曲なのだが、基本的に自分はスマホゲーを無音でプレイするので、あまり聴けていない。


2.『スクールガールストライカーズ2』(SQUARE ENIX Co.,Ltd.)

自称「ラノベスタイル」3D美少女ポチポチRPG。最近リニューアルして2が付いた。

いきなり断言してしまうが、ゲームとしては素直に面白いと言えるようなものではない。キャラが3Dで表現されていたりする演出面を除くと、ガラケーソシャゲとやってることはほとんど変わらないポチポチなゲーム性だ。

ではなぜ、そんなゲームを曲がりなりにもプレイし続けているのかというと、これはもう「ストーリー」のひと言に尽きる。

スクストのストーリーには大きく分けて、平行世界の秘密をめぐる少女たちの戦いが展開されるメインストーリー、親愛度などによって解放されるキャラ別エピソード、そしてその他のイベントがある。このいずれもが、現在の目から見れば3Dモデル自体はそれほど大したものではないが、(たぶん)熟練の技で動きを付けられたポリゴン芝居によって表現されている。

自分としてはスクストの最大の魅力はイベントにあると言いたい。

「イベント」として括られるストーリーは、協力戦や特訓といった定期的なゲーム内イベントのプレストーリーから、突発的な告知まで様々だが、その内容の一例としては、

  • ゲーム(テクモ)版キャプテン翼風演出のサッカー対決
  • 巨人の星オープニングの再現から始まり、ハイジャンプ魔球(侍ジャイアンツ)もある野球対決
  • アニメ版の放送に合わせた全13回の作中人形劇「パペット劇場」(すべての回に脚本と人形操作担当のキャラが設定されている)
  • 君の名は。』テレビ初放送中に流れるスペシャル(便乗)CMとゲーム内家具「隕石オブジェ」プレゼントの(パペットによる)告知
  • 人気動画配信者になるためにオシャレなカフェを撮るためにカフェを作るために宇宙を一から創造するナショナルジオグラフィック(TV)風の何か

といった具合。

特に最後あたりは何を言ってるのかよく分からないと思うが、スクストプレイヤーでもよく分からないので安心してもらいたい。とにかく良くも悪くも何かしらの“すごみ”は伝わるだろう(伝わらないかもしれない)

これらのイベントはほぼ全て、攻略を進めなければ解放されないメインストーリーと違って、ゲームを開始した時点からプレイバック機能でいつでも無条件に閲覧することができるので、御新規さんも安心してエテルノ(主人公達が拠点とする世界)入りすることができる。ただし4年分なので、一から見るととんでもない量になるが。

ちなみに、何がどう「ラノベスタイル」なのかは、いまだに納得のいく答えが得られていない。

1.『アズールレーン』(Yostar, Inc.)

http://www.azurlane.jp/
お船擬人化横スクロールシューティングRPG

自分にとっての、このゲームの良い部分を一つずつ挙げる。

・女性キャラオンリー

出てくるキャラは基本的に女性だけ。無駄(ハズレ)が無くて助かる。ただ、予定されているボトムズイベントがどういうものになるかは気になるが……まあ、建造(ガチャ)がないなら別に問題はないし、もしもキリコがキャラとして手に入るならそれはそれで嬉しい。むしろフィアナよりもよっぽど。


・戦闘が(横)シューティング

自分が動かしている、というか、敵を破壊している手応えがあり気持ちがいい。オートもあるがあまり使っていない(戦闘自体はオートでも敵艦隊を撃破するたびに海域内の移動は自分でやらなくてはいけないので、放置プレイと言えるほど手間は省けていないのでは?と思う)

・パーティ戦闘

最大6隻からなる一つの艦隊を自機として動かしているようなもの(実際に動かすのはその内の前衛3隻)なので、仲間の操作をAIが担当するような「パーティ戦闘」とは厳密に違うが、複数キャラが同時に戦闘に参加しているという点では変わりない。

・成長がしやすい

上でもちらっと書いたが、自分は「重ね」があまり好きではない。せっかく強い・好きなキャラを手に入れても、同じものをあと二つも三つも手に入れなければ完全に成長させ切ることができない、と言葉で説明してみるだけでひどくウンザリさせられる。

アズレンにも一応はシステムとして重ねが存在している。が、限界突破のための汎用素材がかなりの(最高レア用はそれなりの)頻度で手に入るため、重ねの鬱陶しさをさほど気にせずに済んでいる。ありがとう艦隊の救世主

・マルチや競争の要素が薄い

一応は、他のプレイヤーの艦隊と戦うする「演習」や、いわゆるギルドに近い「大艦隊」などのシステムはある。が、前者はお互いオートによる対戦で、ランキングによって決定される階級もあるがある程度までは獲得ポイントの絶対値だけを条件に昇格することができる。「大艦隊」に至っては、今のところゲーム上の具体的なメリットが存在しない、コミュニケーションのためのシステムになっているため、無理をして加入する必要がない。

(電子)ゲームはなるべく一人遊びにしておきたい自分のような人間にとっては、非常にありがたい環境。



というわけで、あくまで暫定ではあるが、アズールレーンが自分にとって最高のスマホゲーである、ということになった。リアルのお船や戦史には全く興味がなく、今でも五回に一回は魚雷を「ミサイル」と呼んでしまうような人間でも楽しませてくれるのだから、まったく大したゲームだ。

後出しになるが、実はサービス開始から早い時点で、自分の好みに合っていそうだなとは思っていた。だが、既にある程度話題になっていたこともあり、悪い意味でオタクに特徴的なアンチメジャー心が刺激され、また、題材がお船であることから、お船……お船か〜〜〜〜(自分は立派な反戦パヨクなので戦争に関係するもの全てに強い忌避感を抱いているのれす(^^))と悩んで、結局スルーしてしまったのだった。

それからしばらくの間、上で見たように様々なスマホゲーを渡り歩き、疲れ果てた心と身体で半ば諦めの気持ちからアズレンを触ってみたら、「あれれ、好みのゲームがインストールされたから、どうしていいか分からないって顔してる!」となった、というわけだ。正直言って、時間を無駄にしたと思う(ゲームつまみ食いも楽しくはあったが)

皆さんも、気になってはいるがつまらないこだわりから手を出しかねているゲームでも本でも映画でももしあれば、自身の側を無理やり矯正してさっさと飛び込んでしまうことをおすすめする。自分と同じような回り道をする人が一人でも減ることを願う。

え?気になっていたゲームがあったがこの文章で紹介されたせいでやる気が失せた?それはそれは(^^)

【便乗】好きなゲームOP8選

これに触発されたので、自分も思いつくままに並べてみる。好きというか印象に残ってるものなので、順位は無し。

なお、

1位サクラ大戦3〜巴里は燃えているか〜

1から2でOPのクオりティはかなり上がっており、ハードもSSからDCになるのでハードルが上がっていたが、ハードルを越えて天井をブチ抜く勢いの出来。

ここには完全同意なので、それ以外で。

サクラ大戦3~巴里は燃えているか~初回限定A

サクラ大戦3~巴里は燃えているか~初回限定A


『Revive 〜蘇生〜』(データイースト/DC)

REVIVE ~蘇生~

REVIVE ~蘇生~

プレイヤーの行動次第でヒロインたちが死んだり生き残ったりするトラップギャルゲーアドベンチャー(ノベルゲーより古典的なADVに近いシステム)

OPはアニメムービー。既にシナリオの内容を忘れかけてるけど、映像は本編とはあんまり関係ないOP詐欺に近いものだった気がする。まあこれはこの作品に限らない話なので、そこまで目くじらを立てるようなものでもない。

それはともかく歌は米倉千尋なのでやはり良い。

白詰草話』(Littlewitch/PC)

白詰草話 - EPISODE OF THE CLOVERS - 初回限定版

白詰草話 - EPISODE OF THE CLOVERS - 初回限定版

吹き出しのように台詞を表示しコマ割りのように絵を映すというマンガ風の演出(正式には「FFDシステム」と言うそうです)だけで妙に引き込まれる絵面になってた、大槍葦人ことNOCCHI原画・企画・監督のセカイ系っぽいSFエロゲ。シナリオ自体は、まあそれほどでも。

OPはアニメムービー。近未来(2008年(^^))の東京の風景の中で、女性ボーカルに乗って美少女(人造人間)が走って跳ねてミサイルかわしてテッポーを撃つという、いかにも斎藤環に小馬鹿にされそうな戦闘美少女戦闘美少女した映像で良い。それから、裸のキャラが上下にすれ違うほぼエヴァOPなカットがある。

関係ないが、一章終えるごとにスタッフロールと歌付きのエンディングも流れる。

『クラシックダンジョンX2』(日本一ソフトウェアPSP

クラシックダンジョン X2 - PSP

クラシックダンジョン X2 - PSP

やりこみ要素が多く、キャラや装備のグラフィックのカスタマイズも可能な2DハクスラアクションRPG。ハンマーが使いづらい。

ムービーなどはないので、ほぼタイトル画面で流れる歌(いとうかなこ「Call of the Dungeon」)だけの評価になるが。ハクスラというジャンル、引いてはビデオゲームという一人遊びの寂しさ、内向きの後ろ暗い楽しさみたいなものを(自分が勝手に)感じさせられる曲と歌詞で、つい聴き入ってしまう。タイトル画面も、大きな月をバックにした、ゲーム本編の舞台となる島の夜の風景で、不穏さがあって良い。

電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム』(SEGA/DC)

電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム

電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム

言わずと知れた対戦型3Dロボットアクション。

OPはCGムービー。主人公機的存在であるバーチャロイド(作中のロボット)、テムジンのリバースコンバート(ディスクに収められたデータを展開することで現実世界に実体化するプロセス)を描いている。メカッコ良い。

ファイアーエムブレム 紋章の謎』(任天堂SFC

言わずと知れた2DシミュレーションRPG

OPはタペストリー風の画像に合わせて、作中の伝承(主人公の祖先、の兄による暗黒竜の封印)がテキストで語られる。その後、有名なテーマ曲と共にゲーム内のユニット紹介。

特にRPGなどでは、こういう本編の前史や世界設定を説明する形式のOP自体はさほど珍しくないだろうけど、「それっぽく」ハッタリきかせた絵面で良い。今思うと、ナウシカラピュタのオープニングあたりからモロに影響を受けてそう。

ゆみみみっくすREMIX』(ゲームアーツ/SS)

ゆみみみっくすREMIX

ゆみみみっくすREMIX

アニメーションする竹本泉の絵(ムービーの再生ではなくハード側で動かしている(という説明で合ってる?))とボイスで進行するADV、デジタルコミック。メガCDからの移植。

OPも本編同様の形式でアニメしており、歌とスタッフクレジットのあるテレビアニメのオープニング風になっている。今の目から見れば、絵が動いたからなんなのだという話なのだが、当時はこういうのが(一部の人間には)どれほど輝いて見えたのかというと……うじゃうじゃ。

戦国TURB』(NECホームエレクトロニクス/DC)

戦国TURB

戦国TURB

なのれーことデザイナー黒柳陽子のセンスがゲーム全体に充溢しており、かわいさと残酷さが同居する独特のシュールな世界を作り上げている恐るべき3DアクションRPG。ゲームとしておもしろいかどうかなどは問題ではない(正直ちょっと単調)

OPでは、主人公じのちゃん(オッドアイ)が救おうとしたはずの惑星、ねこぱけっと星をうっかり?破壊してしまい、本編の舞台であるらいよん惑星にたどり着くまでが簡潔に描かれている。

聖霊機ライブレード』(ウィンキーソフト/PS)

聖霊機ライブレード

聖霊機ライブレード

スーパーロボット大戦シリーズの開発会社(現在は倒産)による、オリジナルファンタジーロボットシミュレーションRPG。ヒロインの好感度によって、二人乗りである主人公機の能力に補正がかかるなどのギャルゲー要素がある。

OPはエロゲPV風ムービー。アニメではなく作中のキャラ絵にエフェクトをかけて動いてる風に見せているだけだし、そもそもの絵自体がやや微妙。メカの3Dムービー部分はそこそこではあるが、そこそこ止まりでしかないし、やはり本編からの流用が多い。曲もボーカル付きですらなく、音もやけに軽い。

でも好き(●´ω`●)