い(い)きる。

生きることは言い切ること。

「増加する小説の「マンガ表紙」」問題から見る、とある作家の特異性

「マンガ表紙」批判と、そこから連想した作家

直木賞作家・黒川博行氏による以下の文章が、ネットで議論を呼んでいる。


そうして昨日、よめはんと書店に行って文芸書の平台を眺めたとき、あらためて気づいた。「増えてる。マンガが増えてる」──。単行本の表紙の半分がマンガなのだ。

マンガとかアニメというのは(一部に例外はあるが、)基本にデッサンがなく、いわば様式化と定型化の世界だから、人体のプロポーションはむちゃくちゃだし、顔は大きな眼と小さい鼻、尖(とが)った細いあごで描かれている。

なので、編集者が単行本の表紙にイラストレーターを起用したとき、そのイラストレーターがマンガやアニメ出身だと、どうあがいても顔や手足がマンガになってしまう(人物デッサンは、あらゆるデッサンのなかでもっともむずかしい)。

マンガがなぜいけないのか──。類型には画家のオリジナリティーとアートが感じられないからだろう。学園もののライトノベルなどにマンガはなんの違和感もないし、むしろそのほうがいいかもしれないが、歴史小説や時代小説にマンガふうイラストというのはいかがなものか。

いかがなものなんでしょうね。

こうした、一般向け小説に「マンガふうイラスト」の表紙や挿絵を付けることに対する反発の声は以前から根強く存在しており、さほど珍しいものでもない。


Wikipediaによると、黒川博行氏は京都市立芸術大学美術学部彫刻科出身の元美術教師で、配偶者(よめはん)は日本画家なのだそうだ。

黒川博行 - Wikipedia

そういった美術と関わりの深い経歴・家庭環境の方だけに、デッサンの狂ったオリジナリティーも芸術性も皆無な「マンガ表紙」の氾濫には、人一倍危機感を覚えてしまうのかもしれない。同じく作家の津原泰水氏をはじめ、賛同者も大勢いるようだ。



それはさておき、(一般向け)小説の「マンガ表紙」に関する議論を眺めていて、直接の関係は全くないが、自分はとある作家のことを思い出した。

昨年アニメ化したライトノベルブギーポップ」シリーズで知られる、上遠野浩平だ(以後敬称略)

上遠野はブギーポップをはじめ主にライトノベルの書き手として認識されているが、その作家歴の早い段階で、一般向け寄りのレーベルでの活動も始めている。これ自体は、知ってる人は普通に知っている情報だろう。

しかし実は、上遠野作品は非ラノベも含めて単著の全てが「マンガ表紙」なのだ

自分は上遠野作品のそれほど熱心なファンではないので、最近までこの事実に気づいていなかったが、たまたま思い至った時、え?ほんとに?と少なからず意外な気持ちになった。いま初めて知った人たちも恐らく、え?ほんとに?と驚いているはずだ(驚いてるよね?)

本当である証拠に、非ラノベの上遠野作品を一つ一つ確認していこう。

ラノベレーベルの上遠野浩平作品一覧

「戦地調停士」(事件)シリーズ(講談社ノベルス講談社タイガ

殺竜事件 (講談社ノベルス)

殺竜事件 (講談社ノベルス)

ファンタジー世界を舞台にしたミステリシリーズ。超国家的な巨大組織に属し弁舌で争いを解決する「戦地調停士」である仮面の男・EDが主な探偵役を務める。

1作目のタイトルを見ても分かるように、竜を殺した者とその方法は何か?など、ファンタジーならではの謎が扱われている。

初代のイラストレーターは、ゲーム「女神転生」シリーズのキャラクターデザインで有名な金子一馬が担当しており、1作目刊行時には話題を呼んだ。

5作目はやまさきもへじ、6作目と短編集は獅子猿、そして講談社タイガでの文庫版では鈴木康士がイラスト担当だが、いずれも「マンガ表紙」の範疇と言っていいだろう。

「ソウルドロップ」シリーズ(祥伝社ノン・ノベル)

「生命と同等の価値のある物を盗む」謎の怪盗・ペイパーカットを、保険会社の調査員である伊佐俊一(かつてペイパーカットに遭遇した元警察官)と千条雅人(脳にチップを埋め込まれた「ロボット探偵」)の二人が追う。

成人男性主人公によるバディもの。各巻の事件関係者視点で進行する部分も多いが。

イラストは、漫画家の斎藤岬。全巻共通して、ペイパーカットのバストアップが表紙になっている。

『酸素は鏡に映らない』(講談社ミステリーランド講談社ノベルス

酸素は鏡に映らない (ミステリーランド)

酸素は鏡に映らない (ミステリーランド)

「オキシジェン」と名乗る謎の男に出会った小学生男子が、姉と元特撮俳優の青年と共に、幻の「エンペロイド金貨」をめぐる事件に巻き込まれる。

初出の「ミステリーランド」は、主にミステリ系の一般文芸作家が子供向け作品を書くというコンセプトの児童書レーベル。他の作品の装丁はだいたいこんな感じ。

くらのかみ (ミステリーランド)

くらのかみ (ミステリーランド)

神様ゲーム (ミステリーランド)

神様ゲーム (ミステリーランド)

レーベル内で他に「マンガ表紙」が皆無というわけではないが、ラノベおよびライト文芸の表紙でお馴染みのイラストレータtoi8の存在は、やはりそれなりに目立っていた。

『私と悪魔の100の問答』(講談社単行本・講談社ノベルス

私と悪魔の100の問答 Questions & Answers of Me & Devil in 100 (100周年書き下ろし)

私と悪魔の100の問答 Questions & Answers of Me & Devil in 100 (100周年書き下ろし)

  • 作者:上遠野 浩平
  • 発売日: 2010/10/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
女子高生が、親の事業の失敗を収拾してもらう条件として、腹話術?で話す謎の男からの質問に答えることになる。

講談社100周年100冊書き下ろしの中の一作。目次にも「青空と聞いて連想することは」「綽名はどこまで譲歩すべきか」など100の問いが並べられている。

単行本の方は比較的デザイン色が強い表紙になっているが、なんといっても漫画版『フリクリ』『Qコちゃん THE地球侵略少女』に、化物語エンディングアニメのウエダハジメのイラストなので、やはりこれも「マンガ表紙」だろう。

『戦車のような彼女たち』(講談社

戦車のような彼女たち Like Toy Soldiers

戦車のような彼女たち Like Toy Soldiers

  • 作者:上遠野 浩平
  • 発売日: 2012/07/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
世界を裏から動かす巨大な秘密組織「統和機構」に所属する「合成人間」の女性たち(男性少々)の戦いと恋。

雑誌「ファウスト」「メフィスト」に掲載された短編をまとめて長編としたもの。

かなりデザイン色の強い表紙だが、なんといっても漫画版『フリ(略)のウエダハジメが雑誌掲載時に引き続きイラストを担当しているので、紛れもなく「マンガ表紙」。

パンゲアの零兆遊戯』(祥伝社

パンゲアの零兆遊戯

パンゲアの零兆遊戯

未来が視える、と言われる7人のプレイヤーがジェンガに似た競技「パンゲア・ゲーム」に挑む。

表紙イラストはミキワカコ。

『製造人間は頭が固い』(ハヤカワ文庫JA

統和機構の中で唯一、合成人間を生み出すことができる男と、彼に拾われた少年。彼らが様々な「人間」と出会う短編連作。

SFマガジンの連載をまとめたもの。

表紙イラストはサマミヤアカザ。

『恥知らずのパープルヘイズ -ジョジョの奇妙な冒険より-』(集英社単行本・ジャンプジェイブックス集英社文庫

ジョジョ



以上。

ご覧のように、全ての非ラノベレーベル作品が「マンガ表紙」であることが確認できた。

(なお、「ナイトウォッチ」シリーズや「しずるさん」シリーズの新装版を刊行している星海社文庫も、レーベル自身の公式見解では「ライトノベル」ではないということになっているが、余計な混乱を招く可能性があるためここでは省略させてもらった)

他作家との比較

「マンガ絵ばかりだということは分かったけど、そもそもラノベ出身の作家が一般でもラノベ的なパッケージで本を出すのって、そんなにおかしなことなの?」

と疑問に思う向きもあるかもしれない。

たしかに、ラノベ出身であれば一般仕事でも表紙の割合が多少マンガ絵に偏ること自体はそれほどおかしくはない。しかし、一冊残らず「マンガ表紙のみ」というのはどうだろう。それも、よくあることと言えるのか。

このあたりの感覚は、ライト文芸という中間領域が一つの商品カテゴリーとして既に確立された現在では、もはやピンとこないかもしれない。では、上遠野と比較的近い時期の他の「越境」作家*1たちや、その周辺の状況をいくつか見てみよう。

越境作家の代表といえばまずはこの人、直木賞作家の桜庭一樹。越境後作品の多くは当然のように非マンガ表紙だし、ラノベ時代の作品も一般向けのおとなしい装丁で出し直している。

GOSICK ──ゴシック── (角川文庫)

GOSICK ──ゴシック── (角川文庫)

赤×ピンク (角川文庫)

赤×ピンク (角川文庫)

推定少女 (角川文庫)

推定少女 (角川文庫)

冲方丁ラノベシュピーゲルシリーズを数年前まで書いていたし、ハヤカワのマルドゥックシリーズ(寺田克也はギリギリ「マンガ絵」か……?)も継続中だが、世間一般では吉川英治文学新人賞本屋大賞の『天地明察』で時代・歴史小説作家としての印象が強そう。

天地明察

天地明察

  • 作者:冲方 丁
  • 発売日: 2009/12/01
  • メディア: 単行本
はなとゆめ (単行本)

はなとゆめ (単行本)

  • 作者:冲方 丁
  • 発売日: 2013/11/07
  • メディア: 単行本

米澤穂信にいたっては、そもそもラノベ出身であったことすら読者の大半には知られていないという有り様。

氷菓 (角川文庫)

氷菓 (角川文庫)

折れた竜骨 (ミステリ・フロンティア)

折れた竜骨 (ミステリ・フロンティア)

もともと一般レーベル(講談社ノベルス)でのデビューなので「越境」には当たらないが、上遠野に強い影響を受けた作家であり、ラノベ扱いされたりされなかったりする西尾維新にも、非マンガ表紙の著書が複数存在している。

不気味で素朴な囲われた世界

不気味で素朴な囲われた世界

難民探偵 (100周年書き下ろし)

難民探偵 (100周年書き下ろし)

悲鳴伝 (講談社ノベルス)

悲鳴伝 (講談社ノベルス)

また、上でも何作か挙げているが、旧作ラノベの新装版といえば、非オタクでも手に取りやすい穏当な装丁で売り出すのが定石の一つとなっている。

【豪華版】ロードス島戦記    灰色の魔女 (単行本)

【豪華版】ロードス島戦記 灰色の魔女 (単行本)

  • 作者:水野 良
  • 発売日: 2013/10/29
  • メディア: 単行本
涼宮ハルヒの憂鬱 (角川文庫)

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川文庫)

  • 作者:谷川 流
  • 発売日: 2019/01/24
  • メディア: 文庫

一方、昨年のアニメ放送に合わせて発売されたブギーポップの新装版単行本の場合、オリジナルの文庫版同様に緒方剛志が表紙と挿絵を担当し、それぞれ新規イラストを描き下ろしていた。

ブギーポップは笑わない

ブギーポップは笑わない

ラノベ出身だとしても、一般に越境しながらマンガ表紙のみというのがいかに特殊なことなのか、分かってもらえただろう。さすがに同様の作家が他にはゼロということもないだろうが、珍しいケースであるのは間違いない。


理由

一般レーベルでの著書がマンガ表紙のみ。なぜそんな奇妙な状況になったのか。思いつく理由は二つほどある。

一つ目は、単純に内容の問題だ。

上遠野作品は、ごく一部の例外(書籍になっているものではジョジョのスピンオフである『パープルヘイズ』)を除いて、全ての作品が作中世界を共有しており、同じ登場人物が複数の作品に登場することも珍しくない。異世界ファンタジーの事件シリーズでさえ、現実風世界が舞台の他作品群と特殊な形で繋がっている。

つまり、全ての上遠野作品は表面的なジャンルを問わずその背景に、ブギーポップシリーズ同様、「統和機構(秘密組織)」やら「合成人間」やら「MPLS(超能力者)」やらが存在していることになるわけだ。

ラノベレーベル作品においては、特に『戦車』や『製造人間』があらすじ等の段階でそのような設定に基づいたストーリーであることを露骨に明かしているが、実際のところ他もそれほど大きな差はない。ちょっと油断するとすぐ能力バトルが始まってしまうような作品ばかりだ(言い過ぎ?)

そのような小説は一般的に、いい大人が読むものとは見なされにくい。

なにも、非現実的な要素の存在が即、大人向け小説として不適格であることを意味するわけではない。たとえば、ミステリを中心に活動している伊坂幸太郎などもその作品の中に、死神や超能力といった非現実の存在をしばしば取り入れている*2

死神の精度 (文春文庫)

死神の精度 (文春文庫)

魔王 (講談社文庫)

魔王 (講談社文庫)

しかし、それらを物語中に置いた上で、小説としてあくまで「いい大人が読むもの」に見えるような、スマートな書き方がされているため、伊坂作品が「ラノベ的」といった評価を受けることはほとんどない。表紙も、確認した限りでは全てが非マンガ絵だ。

これが上遠野作品の場合は、一般でもラノベ同様に「う、ううう……」なので、まあ、その……

一例として、はてブでもこんな声があった。

アニメ化直前ブギーポップシリーズ現状報告(ある程度の既読者向け)

ミステリーランドで普通にいつものブギーポップし始めたの、割と真面目に感性の違いを感じて、追うのを辞めてしまった。

2018/12/26 11:23

そういった点も含めて、上遠野作品はマンガ表紙が似合う、というより非マンガ表紙があまり似合わない作風なので、素直にマンガ表紙が採用され続けているのだろう。この説明が最も分かりやすい。

二つ目の理由としては、デビュー時の印象が考えられる。

上遠野のデビュー作『ブギーポップは笑わない』は、当時のラノベ業界の内外に大きなインパクトを与えた。それは、ザッピング的な構成などの小説としての作品内容自体もさることながら、イラストの緒方剛志とデザイナーの鎌部善彦によるあの表紙の力も当然大きい。

あの『笑わない』表紙によって、マンガ絵の「強い」イラストと「強い」デザインの組み合わせによる小説表紙の可能性が、出版関係者に深く印象づけられたのではないだろうか。そして、自分もああいう本が作りたいと思ったのでは。

殺竜事件』での金子一馬起用などはモロにそのパターンだろうし、ラノベレーベルでの話だが、ナイトウォッチシリーズのイラストに本業がアニメーターである中澤一登を持ってきたのにも、同様の志向を感じる。

現在では、「強い」マンガ絵と「強い」デザインの組み合わせはさほど珍しくなくなり、相対的に価値が目減りした。それでもデビュー作の強烈な印象が尾を引いて、上遠野作品は一般レーベルでも従来通りの表紙で出続ける結果となっている、というのはどうか。これはまあ、一つ目に比べれば我ながらちょっと弱いが。

まとめ(ない)

ライトノベルというジャンルでは逆説的に、そして半ば伝統的に「ラノベらしからぬ」ことが一つの価値を持つ。

ラノベらしからぬ」アピールとして、ラノベレーベル内で敢えて非マンガ絵の表紙が採用されたことも何度かあった。

僕らはどこにも開かない (電撃文庫)

僕らはどこにも開かない (電撃文庫)

夏月の海に囁く呪文 (電撃文庫)

夏月の海に囁く呪文 (電撃文庫)

上遠野浩平もそのデビュー当時は「ラノベらしからぬ」ことが高評価の一つの理由だったことは間違いないし*3、だからこそ「越境」も可能だったはずだ。

そして、デビュー作シリーズのヒットによりラノベ内の流行を異世界ファンタジーから現代ものに変化させるきっかけ(のあくまで一つ)を作り、今となっては空虚なお祭り騒ぎだったかもと思わないでもない「ラノベブーム」でラノベが批評家たちから目を向けられ*4、上で挙げた錚々たるラノベ作家たちが「越境」を果たす遠因(のあくまで一つ)ともなった。

そんな上遠野自身が、振り返ってみれば、越境先でもラノベ時とそう変わらない内容の小説を書き、全作マンガ表紙=ラノベ的なパッケージで売っているという、この奇妙にねじれた状況。これをどう捉えるべきだろうか。

インタビュー等を読めば、上遠野本人にはライトノベルというジャンル・手法自体に思い入れも帰属意識もさほどないことが伺える。だから別に、ラノベ代表としてラノベ領域の拡大を自覚的に意図してこんなことになったわけではないのだろう。

(結果的に、一般文芸とラノベの中間としてのライト文芸の先駆けの一つとなった、とは言えるかもしれないが、少なくとも上遠野の作風は現在のライト文芸の流行ともまた異なっている)

上遠野自身が「ラノベらしからぬ」のハードルを引き上げたことにより、上遠野の作品自体が「ラノベらしい」側に含まれるようになってしまった、ということなのだろうか。上遠野浩平という作家は、ラノベと一般文芸にとっての「触媒」だったのか。

答えは分からないが、ただ、おもしろいなあ、とは思う。これってなんかおもしれえなあという、それだけの気持ちでこの文章を書いた。

あとのちゃんとした文化論的?な意味付けは、批評家や研究者といった専門家の方々にお願いしたい(丸投げ)

目の前の状況をおもしろがるだけの無責任な読者としては、もしもこれから「非マンガ表紙」の上遠野作品が現れるとしたら、それは一体どういう内容になるのかが気になっている。予定だけ発表されている新作は色々あるみたいだけど、今のところどれもあまり非マンガ表紙っぽくはないね……


1.ブギーポップストレイン
2.闘神と蠍のフーガ
3.叛乱と霰のワルツ
4.はりねずみチクタのぼうけん
5.クレイジーDの悪霊的失恋(仮)
6.獅子が嫉妬を征服するまで
7.ギズモ・ギスト散華
8.Q星から来た少年
9.アビス・アガルタへの巡礼
10.奇帝国事件
11.彼女が俺には才能があるというので(仮)

*1:当時はライトノベル出身の作家が一般文芸でも仕事を始めると、「越境」という大げさな言い方をされた。

*2:余談だが、伊坂作品も作品間で登場人物や舞台を共有する手法を用いている。

*3:念のため言っておくが、当時は「ライトノベル」という言葉はまだ一般に認知されていなかったが、実質的なジャンルとしては既に存在した。

*4:個人的な感情としては「目を付けられ」と言いたいところだが。

イキリオタクのイキる道

これらのツイートに賛同する形で、はてなブロガーの「あままこ」こと天原誠( id:amamako @amamako )氏が、こんな記事を投稿しました。

要約すると、「『辛口批評』とは、大衆に媚びたメジャーな文化になじめないごく一部のセンスのある人々がアイデンティティを確立するために必要なものであるから許容すべき」という主張のようです。

ほとんどの場合、大衆に売れるということと、真に価値のある優れた作品であることは二律背反です。大衆というものは「より性的に扇状的であること(シコれる)」とか「爽快感がある暴力(メシウマ)」とかみたいな、単純に快楽になるものしか理解できません。ちょっとでも複雑であったり、二面性のあるメッセージを投げかけるだけですぐ「つまんねー」と投げ出します。そういうのを理解できるセンスのある人というのはごく僅かなのです。

そういうごく僅かのセンスある人達がいくら「この作品は駄目だ!」と叫んでも、大衆にはそういう作品こそが売れるわけで、批評には、コンテンツを変える力なんかまるでないのです。

では、批評にコンテンツを変えることが不可能だとしたら、批評なんてせずに、それこそ「定型文と画像で褒め合うクソみたいな学級会文化」に浸るしかないのでしょうか?

ですが、これは僕がかつてそうだったからこそ言えるのですが、そういうコミュニケーションで満足できず、「自分の見た作品が、どういった点から優れているか/劣っているか」ということを考えて、言葉にしたい人というのも、世の中には一定数いるのです。

そういう人は大体の場合、世間の大多数に売れている、メインカルチャーに属する作品になんとなく違和感を感じています。そしてこう思っています。「なんで世の中の人はこういう作品が好きなのに、自分は好きになれないんだろう」と。そしてその事に対し何故か後ろめたさを感じ、その後ろめたさを何とかするために「いや、自分はこういう理由でこの作品が嫌いなんだ。だからこの作品を自分が嫌いなのは正しいんだ」と、理論武装をするのです。(別に誰にもそんなこと求められてないのに)

それこそが「辛口批評」の正体なのだと僕は思います*1。そして、そういう言葉を紡ぐこと自体は、ある時期には必要なことなのだと思うのです。

例えば、僕は記事の最初にいくつか過去に書いたアニメ批評を載せました。これらの記事は、たしかに素っ頓狂かもしれません。ですが、今読んでもそこには、自分のアイデンティティーをいかに形成しようか、その苦闘の痕跡が見えるのです*2。

びっくりするほど恥ずかしい自画自賛だけど、実際そう思うから仕方ない

そうなんですね。勉強になります。

さて、実のところこういう感じのことを言い出す人はネットではぜんぜん珍しくありません。

最近見かけた例ではこんなのがありました。

ガンダムという超メジャーコンテンツの小説版や田中芳樹京極夏彦が好きな程度のことで「メチャ偏ってます」と言い切っている内容はともかく、カッコの使い方は非常に独特ですね。

こういう、良くも悪くも自分をひどく特殊な少数派だと思い込んでいる(実際は掃いて捨てるほど「仲間」がいる)オタクのことを、わたしは「イキリオタク」と呼んでいます。本来の用法とは若干ズレているかもしれませんが、このエントリ内での「イキリオタク」は全てこの意味だと思ってください。

諸事情あって、このようなイキリオタクの方々を長年眺め続けてきて、どうもこの人たちは何か勘違いしているんじゃないかな?と思うことがあります。

イキリオタクは、メジャー文化を無批判に受け入れている「大衆」と、そこに違和感を覚える自分たち(センスから生まれたセンス太郎)の間にいとも簡単に線を引きますが、その区分はそんなに絶対的なものでしょうか?

ある超超超メジャー作品、今ならたとえば鬼滅の刃?とかをめちゃくちゃ好きな人がいたとして、同じ人が別の現役超超超メジャー作品、たとえば進撃の巨人は死ぬほど嫌い、という状況は簡単に想像できるでしょう。また、マンガは鬼滅を読みながら、音楽はZUNTATAの「電脳皇帝」*1を聴いている人だっているかもしれません。

電脳皇帝 (Stage5 Area20)

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  • 発売日: 2013/11/13
  • メディア: MP3 ダウンロード

あらゆるメジャー文化を分け隔てなく享受し、また、好きなものの中にマイナー文化が一切含まれない理想的な「大衆」は、むしろ少数派なんじゃないかとすら思えます。

そして、マイナー好きでマイノリティでセンスマンを自認するイキリオタク(イキリオタクはなぜか「センス」という言葉を好みます)にしたところで、メジャー作品の中に素直に好きと言える作品がただの一つもないという人は、そんなに多くはないでしょう(まあこれには、たとえメジャー作品を愛好するとしても大衆とは消費のし方が違うのだ!といった反論が返ってきそうですが、それを言うなら「大衆」によるメジャー作品受容だって、やはり実際は色んな形があり得るはずです)

こういう、

(自分の中にも大なり小なり「大衆」性が確実に存在するんだろうな)

とか、

(自分の目には「大衆」にしか見えない人々にも、解像度を上げればそれぞれ「大衆」からはみ出す部分があるかもしれない)

とかいった反省が一っっっ切なしに、自分自身とは完全に切り離された形で「大衆」という言葉を軽々しく使ってるのを見ると、さすがに背筋がゾッとしてしまいますね。

再度引用します。

大衆というものは「より性的に扇状的であること(シコれる)」とか「爽快感がある暴力(メシウマ)」とかみたいな、単純に快楽になるものしか理解できません。

無知蒙昧なる「大衆」と、それとは根本的に異なる自分(たち)という、セカイ系も真っ青の単純素朴なセカイ観。「選民思想」と大書きされてるような選民思想

今は21世紀で令和ですよ。失礼ですが、お嬢様はいつの時代の貴族様でいらっしゃいますか?

謎解きはディナーのあとで (小学館文庫)

謎解きはディナーのあとで (小学館文庫)

いや、まあ、分かりますよ?同級生とは話が通じないし、今の売れ線作品よりも過去のマニアックな作品の方が好みに合うし、ときどき封印された右腕が疼くし、オレってもしかして〝特別〟なのでは?とつい思ってしまうことは、そこそこ自然な心の動きだとは思います。人間(特に中高生)にとっての世界が、自分の半径10メートルで完結してた90年代ぐらいまでなら。

でも、誰でも気軽にネットに接続してググることが可能になったその時点で即座に、あ、オレ、もしかして……ぜんぜん特殊な感性してないな!?って気づくものではありませんか?普通は。

イキリオタクの人々は、自分と似たようなことをやったり考えたりしてる人は世の中にいくらでもいるし、往々にして自分よりもずっとずっとレベルが高い、という事実にぶつかって、絶望を感じたことがないんでしょうか。似たようなものが世界にいくらでもある中で、それでもありふれた一山いくらの安っぽい「この自分」の感性を大事にしたい、という姿勢ならともかく(わたしのスタンスはこれに近い)

なぜイキリオタクの人たちは、ここまで無邪気でノーテンキに「自分」の価値を信じられるのか。多少のパラフレーズはされてるにしても、言ってることが要はまとめサイト的な感性そのまんまだったりすることも少なくないというのに(おもしろいことにそれを言う当人はまとめサイトを嫌っていることが多い)

さすがに……さすがに、頼むから身の程を知ってくれ、と言いたくもなります。



まあ色々言いましたが、書きたければ今でも自由に書けばいいと思いますよ、自分(イキリオタク)のアイデンティティをどうこうするための「辛口批評」。別に法律で禁止されてるわけではないんだから。実際、わたしの目からは現在でもわりと活発に行われてるようにも見えますけどね。

ただ、それが世間に受け入れられなかったからといって、オタクの軟弱化が〜とか、「シコれる」と「メシウマ」しか理解できない大衆が〜とか逆ギレし出すのだけは絶対にやめてくださいね。イキることは全て自己責任でお願いします。

そもそも、作品批評は「辛口批評」と「○○はいいぞ」の二択なんかでは全く無いので、たとえメジャー文化に対する強い違和感を吐き出す場合でも、わざわざ「辛口批評」という形を取ることに必然性はほとんどないと思いますね。やっぱり根本的に、火遊びがしたいだけなんじゃないの?(ここに関してだけは人のことは言えない)



最後に余談ですが、あままこ氏( id:amamako @amamako )は、アイドルマスターというものがお好きなのだそうです。

 

あいますといえば、隆盛を極める我が国の2次元アイドルコンテンツの中でも、頂点と言っていいほどの超超超超超メジャー作品。「メインカルチャーに属する作品になんとなく違和感を感じてい」るあままこ氏がそんなプロレの餌を愛好していらっしゃるとは意外です(「「でもこういう穿った見方すればメインカルチャーも楽しめるじゃん」という風にうまく軟着陸させ」た結果かもしれませんが)

ちなみにわたしは、あいますの関連作品に一つも触れたことがありません(及川雫の同人誌以外は)

別に、「メインカルチャーに属する作品になんとなく違和感を感じてい」たわけではなく、なんとなく縁が無かっただけです。

わたしがやったことがあるアイドルゲームといえば、『ときめきアイドル』と『スクールガールストライカーズトゥインクルメロディーズ~』ぐらいかな……(いずれもサ終→オフライン化済み)

*1:自分が最近初めて聴いて感動したというだけで、特に意味のない選曲。そんなもん全然メジャーの内だろ!という批判には、素直にごめんなさい。本当のマイナー音楽ってたとえば何?スーパーデッドヒートII?

「ライトノベル」の書き方・おまけ

この記事で挙げたポイントを全て守って小説を書けば、ほぼ間違いなく完全な「ライトノベル」が出来上がるはずです

という言葉に嘘はありません。

(自分はラノベ定義にレーベル・パッケージ主義を採用しているので、ここで言う「完全な『ライトノベル』」とは、もし出版するとしたらラノベ専門レーベル以外ではまず無理な小説、という意味です)

ただ付け加えるなら、あれはあくまで「いかにもラノベらしいラノベ」を書くための注意点に過ぎず、賭けてもいいけど「面白いラノベ」になることは99パーセントないでしょう。ちゃんと確認はしてませんが、これまでに大ヒットしたラノベの中であれを全て満たしてる作品なんて、ほぼ無いんじゃないでしょうか。

マンガ絵が付いたアニメみたいな内容の小説が物珍しかった大昔ならいざ知らず、今となっては「ライトノベル」であることそれ自体には、大した価値はないのです。良くも悪くも。

カテゴリーそのものに内在しているわけではない面白さをどこから引っ張ってくるのか。ざっくり分けると、流行をリサーチしてエミュレートするタイプと、自分が素直に信じられる面白さをラノベという枠に押し込むタイプがいるわけですが、どちらかといえば、初心者ほど後者の方向性で考えた方が近道なんじゃないかと、個人的には思います。

もちろんそれにも、最低限「自分が何を『面白い』と感じるのか」という価値観、大げさに言えば思想に、作者本人が自覚的になる必要はあります。自分の中に確固たる「面白さ」の基準があればこそ、「ラノベの書き方」に対して、これは従う、そこは絶対に譲れない、といった判断も可能になるわけです。

ラノベが書けない」と訴える文字書きの多くは、そもそもこの辺があまり固まってないような気がしますね。

(この文章は全て、ラノベを含めて長編小説を一本も書き上げたことのない人間の意見です)



「ライトノベル」の書き方

はじめに


友人に冗談で言った「ライトノベルを書く」という作業がさっぱり進まない。

そもそも私はブギーポップぐらいしかラノベは読んだことがないのでどんなものなのかよくわからない。

私はこれでもそこそこの読書家だから、大抵のものは読めると勘違いしていたのだが、今まで読んできたものとラノベは、文体がかけ離れすぎて外国語を読んでいるような気分になる。

面白い面白くない以前に読み方がわからないのだ。

読み方がわからなければ書き方もわかるはずがない。

どうもこのままでは人生を損するような気がするので、どなたか読み方と書き方をご教授してください。

読み方については、習うより慣れろ、ぐらいしか言えることはない気がします。この人はアイマスがお好きだそうなので、まずはアイマスのノベライズ?あたりから読み始めてみるのがいいんじゃないでしょうか。そもそも、別にラノベを読めなくても、損をすることなどほとんど無いとは思うけど……

(↑自分は読んでないしアイマス自体ぜんぜん知らないので、アイマスファンから見た出来の良し悪しは分かりません)



さて、本題である「ライトノベルの書き方」。これについてはわたしも日頃から考えていることが多少あり、いい機会なので簡単にまとめてみます。

元ブログの記述からうかがえるプロフィールに合わせて、

ラノベ以外のオタク文化(漫画・アニメ・ゲームその他)にはそれなりに触れており、且つラノベ以外の『普通の小説』なら問題なく自由にいくらでも読めるし書ける人」

を想定した内容となります。

なお予め言っておきますが、この文章は全て、ラノベを含めて長編小説を一本も書き上げたことのない人間の意見です。


1.ラノベ主人公

ラノベ主人公は、「男性」の「中高生」もしくはそれに相当する年齢に設定しましょう。

ライトノベルのメインターゲットは主に男子中高生であるとされています。主人公を主要読者層が感情移入しやすい造形にするのは、言うまでもなくエンタメの基本です。

最近では、社会人読者の割合が大きくなっているという話もあり、作品内容においても成人(おっさん)主人公作品が増加しているようですが、それでもラノベの王道はやはり少年主人公でしょう。逆に、少年であっても小学生以下を主人公にすると、それもやはりラノベから遠ざかることになります(児童文学などの隣接ジャンルに近づく)

また、女性読者には女性向けのジャンル・レーベルが別にちゃんと用意されているので、女性主人公作品はそちらで書くのが無難です。何事も住み分けが大事。


2.ラノベ美少女

メインキャラクターに、「美少女」(20代以上を含む場合もある)を登場させましょう。人数は3人以上が標準的です。

書店でラノベコーナーに平積みされた表紙を見れば分かるように、現代ラノベに美少女は欠かせない存在です。「美少女」と言いますが、実のところ外見については、そこまで躍起になって美しい可愛い見目麗しいと強調する必要はありません。イラストで補完されるからということではなく、フィクションに登場する若い女性は、ことさらに醜いと描写されでもしない限り、概ね美しいものとして想像・認識されるからです。

(「フィクションに登場する若い女性は、ことさらに醜いと描写されでもしない限り、概ね美しいものとして想像・認識される」ような状況そのものに批判的な立場もあるでしょうが、現在のところはとりあえずそうなっているという話です)

顔を含めた身体のパーツと服装にそれぞれ一つずつ特徴的な要素があれば、それだけでも視覚的な意味での「美少女」描写としては十分でしょう。ラノベにおいてはそれよりも、「美少女」的な人格に描くことの方がよほど重要です。

「美少女」的な人格とは何か。なかなか説明が難しいところですが、ひと昔前に流行ったセリフに特殊な語尾を付ける手法や、「ツンデレ」「ヤンデレ」「素直クール」といったキャラ類型用語を見ても分かるように、ある種の記号化、そして主人公への(異性としての)好意が重要であるのは間違いないようです。

オタク文化における「美少女」概念に関しては、それこそアイマスのプレイヤーなどであれば、わたしなんかよりよっぽど深く理解していると思われるので、今更くどくどしい説明は必要なかったかもしれませんね。

戦闘美少女の精神分析 (ちくま文庫)

戦闘美少女の精神分析 (ちくま文庫)

  • 作者:斎藤 環
  • 発売日: 2006/05/01
  • メディア: 文庫


3.ラノベ非現実

物語に、ファンタジー的・SF的・その他の非現実的な要素を取り入れましょう。

ラノベにおける「非現実的な要素」というのはつまり、超能力とか巨大ロボットとか魔法少女とかタイムリープとかVRMMORPGとか異世界転生とかのことです。ラノベ外も含めて既にある程度ジャンル化されている要素が採用されることが多く、異世界ファンタジーでも、一般的な「(剣と魔法の・RPG風)ファンタジー」のイメージから著しく逸脱するような設定は忌避されています。

必ずしも現象の背後に説得力のある理屈を用意する必要はありませんが、不条理且つ「読者の喜ばない」展開はやめましょう。

 ある朝、グレゴール・ザムザが気がかりな夢から目ざめたとき、自分がベッドの上で一匹の巨大な毒虫に変ってしまっているのに気づいた。

これは、明らかに非ラノベ的な非現実の好例です。

「ある朝、グレゴール・ザムザが気がかりな夢から目ざめたとき、自分がベッドの上で一人の巨乳な美少女に変ってしまっているのに気づいた」

とすれば、かなりラノベ的になるのですが(ただしこの例は男性主人公ルールに抵触している可能性があります)

胸躍る非日常性と、受け入れやすさのバランスが大事ということですね。


4.ラノベ学校

主人公の通う学校を主な舞台の一つとしましょう。

少年を主人公としている以上、学校が登場するのは当たり前のように感じるかもしれませんが、これは現代日本ベースの作品に限った話ではありません。未来や宇宙や異世界でも、何らかの学校もしくは学校類似の施設を用意しておくべきです。

学校というものは、現代ではほとんどの人間が一度は通うことになる場所。そのため、説明にさほど言葉を費やさなくても大体のイメージを共有することができます。たとえば、最初から異世界を舞台にしたファンタジーは現実からの距離が大きすぎて取っ付きづらさを感じさせる場合がありますが、そこに「魔法学校」などの設定を導入すると、学校という馴染みのある概念を入り口にすんなり世界観へ入り込めるわけです。

また、多くの人にとって現実の学校は「何かが起こりそうで結局は何も起こらない場所」であるため、架空のものでも学校が非日常的な物語の舞台になるだけで、読者は潜在的な願望が満たされ強い快感を覚えることになります。学校そのものの特殊性を題材にした「巨大学園もの」が、ラノベでは昔から根強いジャンルの一つであるのもそうした理由によるのでしょう。


5.ラノベ一人称

地の文は、主人公の一人称で記述しましょう。

少年主人公の語りによる砕けた口語表現が多くなることで、硬い書き言葉による小説とは異なる、まさに「ライト」な読み心地が実現できます。

ただ、本当にリアルな中高生の口調をそのまま再現してしまうと、かえって文章としては読みにくくなるので、その辺はうまく加減する必要があります。純粋な話し言葉ってよりは、SNSなんかで使われる書き言葉の延長ぐらいで考えた方がいいかもしれねーな。

一人称

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  • 発売日: 2016/08/24
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6.ラノベ台詞

セリフでは、漫画的なデフォルメを積極的に行いましょう。

たとえば、主人公が何かに驚いた時の反応を考えてみます。

「うわっ」

「普通の小説」ではそもそもセリフ化されず「思わず声を上げた」など地の文で処理されることが多い部分でしょうから、これだけでもかなりラノベ的な表現です。しかし、もう少しはっきりとラノベに寄せると、こうなります。

「うっ、うわァああ〜〜〜〜ッ!?」

ひらがなとカタカナの混在。

長音符としての波ダッシュ(〜)の(4連続)使用。

感嘆符疑問符(!?)での驚きの強調。

もちろんこれが全てではありませんが、「ラノベ台詞」に用いられる手法の一例です。

過剰なまでの装飾により、セリフに込められた感情・状況を直感的に分かりやすく伝えるのがラノベ台詞の特徴です。そのため、「普通の小説」の感覚でラノベの台詞を書くと、無機質でそっけない印象を与える危険性があるので注意しましょう。

(なお、顔文字や絵文字などの使用をラノベ台詞の特色として挙げる向きもありますが、そこまでの極端な表現はラノベでもさほど一般的ではありません。今のところ、大半の読者にとっては実験的な手法に対する違和感が先に立つと思われるので、「ラノベらしいラノベ」を目指すだけなら避けましょう)

また、「普通の小説」に比べてセリフの割合が多いラノベでは、セリフだけで誰が喋っているのかを明確にする必要もあります。そのため、各キャラにそれぞれ特徴的な一人称・口調を設定しましょう。

優等生「私は〜よ」

お嬢様「わたくしは〜ですわ」

見た目に反し長い時を生きてきた小柄な人外の老女「妾は〜じゃ」

気の強い女性「あたしは〜じゃねーわよ」

仙台在住のオカルトマニア「えみりゅんは〜りゅん」

など。

いわゆる役割語の使用は、ステレオタイプの再生産に繋がるとして批判されることも多いですが、ラノベにおいて完全に避けるのは構造上かなり難しいはずです。


7.ラノベパロディ

笑いが必要な場合には、他作品のパロディを用いましょう。

完全オリジナルのネタで笑いを取るには優れたユーモアセンスが必要であり、その難易度は、波乱万丈のストーリーを作ることと同じかそれ以上に高くなります。そのせいかラノベでの笑いは、ラノベに限らず漫画アニメゲームその他を含めた他作品のパロディが中心となっているようです。

既存作品のセリフ、キャラクター、シチュエーション、固有名詞などを(それと分かる形で)引用・模倣するのがパロディという手法です。それだけで笑いが取れるのかと不安になる人もいるかもしれませんが、笑いを主眼にした作品でないのなら、10人に1人ぐらいはクスッとしてくれることを期待してもいいでしょう。

元ネタ選びでは、実際はさほどマイナーではないにもかかわらず読者の大半から「これ分かる奴いるのかよ(^_^;)」「マニアックwww」と喜ばれそうな、絶妙なラインを突くのが理想です。「機動戦士ガンダム」「ジョジョの奇妙な冒険」などの超メジャータイトルは、読者にほぼ確実に伝わるというメリットこそあるものの、既にパロディ元として使い古されているため、今となっては避けるのが賢明です。

8.ラノベタイトル

一目でラノベと分かるタイトルを付けましょう。

現在はWEBからの書籍化作品増加の影響により、物語の要点をそのまま説明する長文系がラノベタイトルの主流となっています(投稿サイトでは作品詳細ページにたどり着く以前に読者の気を引く必要があるため、タイトルがあらすじの役割を一部担うことになる)

たとえばこんな感じ。

「そこそこの読書家である俺が友人に言った冗談のせいでラノベを書くハメになったんだがどなたか読み方と書き方をご教授してくれないか?」

ですが、「一目でラノベと分かる」のはそれだけではありません。

「とある読書家(ブックワーム)の軽文執筆(クリエイション)」(漢字に意訳ルビ)

「らのかき!〜ラノベの書き方が俺には分からない〜」(かな4文字)

など。流行は過ぎたとはいえ、これらの形式もやはり依然として、小説のタイトルとして付けられたならば、ラノベであることが一目瞭然となります。

やまなし (ミキハウスの絵本)

やまなし (ミキハウスの絵本)

9.ラノベシリーズ

キャラクター・世界観を一エピソードで使い捨てにせず、シリーズ化しましょう。

ライトノベルは時に、「キャラクター小説」と呼ばれることがあります。内面を持った生身の人間を描いてきたとされる旧来の小説と違い、ラノベの登場人物は「キャラクター」である、という解釈を背景としたものです。

「キャラクター」と人間の違いは諸説ありますが、その一つに、唯一無二でやり直しのきかない現実・運命(フィクションでは物語)に支配されているのが人間で、物語から独立して存在し得るのが「キャラクター」、といったような考え方があります。これはゲーム、特に近年のソーシャルゲームスマホゲームのキャラを思い浮かべれば分かりやすいでしょう。

あくまで小説の一種であるラノベの場合、基本的にゲームほどには、登場人物が「物語」から自由になることはありません。それでも、複数のエピソードにまたがって描かれることにより、登場人物と特定の物語との結びつきは少しずつ弱まることになります。

たとえば、同じ文庫本一冊分の文字数であっても、全ページをまるまる使って大きなエピソードを一つ描くよりも、小エピソードを複数まとめた連作短編的な構成の方が、よりラノベ≒キャラクター小説らしくなるということです。ラノベに短篇や1巻完結作品が稀で、打ち切りでない限りほぼシリーズ化されるのは、登場人物を「キャラクター」化するため、と言ってもいいかもしれません。

キャラクター小説の作り方 (星海社新書)

キャラクター小説の作り方 (星海社新書)

まとめ

いかがでしたか。

この記事で挙げたポイントを全て守って小説を書けば、ほぼ間違いなく完全な「ライトノベル」が出来上がるはずです。

アイマス好きでそこそこの読書家なのにラノベが書けない!?とお悩みの方などは、参考にしてみるとよいでしょう。

それでは、充実したラノベ執筆ライフをお楽しみください。

書きかたカード ひらがな―幼児から

書きかたカード ひらがな―幼児から

  • 発売日: 2007/12/01
  • メディア: 単行本

「ジャンル名の不遡及」問題

一般的にはライトノベル作家として認識されることの多い作家、神野オキナ氏が昨日、「ライトノベル」という語についてこんな連続ツイートを投稿しました。

リプライでも指摘されているように、ニフティでの「ライトノベル命名は「90年代後半」ではなく90年ですし、蔑称のニュアンスを含むかどうかという話についても、少なくとも命名者の神北恵太氏はそのような意図はなかったと明言しています。


そういった事実認識のレベルの誤りもありますが、それはひとまず置いといて。

神野オキナ氏の主張の要点は、「『ライトノベル』という用語が存在しなかった時期の作品をライトノベルに含めるべきではない」というものです。

これは実のところさほど珍しい意見ではなく、これまで主に「昔のラノベ」が話題になった時などに、似たような話が何度となく繰り返されてきました。

今回の神野オキナ氏のツイートにもやはり、我が意を得たりと頷いた人もいるようです。

実例はちょっと思いつきませんが、似たような議論は恐らくライトノベルに限らず様々な分野で発生しているのでしょう。

「『○○』というジャンル名が定まる以前の作品を○○に含めるのは不適切」という規範。

わたしはこれを、「ジャンル名の不遡及」と名付けることにしました。


名付けたからどうなのだ、というと、どうもしません。とりあえず名前があった方が便利だろうなと思っただけです。

そのような主張が存在し、それを支持する人の数は決して少なくない、という認識が共有されてほしい。そしてその上で、果たしてそこに一般原則たり得る妥当性があるかどうか、活発に議論されてほしい。それがわたしの希望です。

わたし自身はこの問題について、少なくとも「ライトノベル」に関しては既に一生分語った気がしてるので、あとは皆さんにお任せしたいです。

ファッとして桃源郷

ファッとして桃源郷




(余談)

ライトノベルという言葉は(略)「これは小説ではない」と「普通の小説」と「区別」するために作った言葉」というのが仮に正しいとして、神野オキナ氏的には、「ジュブナイル」や「ヤングアダルト」(いずれも主に対象年齢によって規定されるジャンル)はあくまで「普通の小説」の内、という認識なんでしょうか。



Amazon Music Unlimitedで聴いていたアニソン・ゲームミュージック

Amazon Music Unlimitedについて

最近、「Amazon Music Unlimited」というものを使っていた。4ヶ月99円のキャンペーンがあったので。

Music Unlimitedは、いわゆる定額聴き放題の音楽配信サービスの一つ。6500万曲以上が登録されているとのことで、その数だけを聞けばたしかに大したものだ。

しかし、自分が聴く音楽はほぼほぼアニメソング・ゲームミュージックのみ。ここのラインナップに関してはUnlimitedは、微妙にかゆいところに手が届かない印象がある。特に古めの作品、2000年代以前のアニソンについては、よっぽどメジャーなタイトルでない限り、サブスク対象どころかAmazonではデジタルミュージックとして販売すらされていないことが多い(他サービスは使ったことがないので分からないがこれは音楽配信全般の問題かもしれない)

それでも、新作についてはそれなりに手広く扱っているし、意外な過去曲があったりもする。そんなMusic Unlimitedで自分がよく聴いていた曲を、個人的なカテゴリー別に紹介する。

なお、Amazon Musicのプランにはプライム会員特典のPrimeもあるが、その対象である200万曲はUnlimitedと重複しているようだ(Prime⊂Unlimited)。それぞれの曲がPrimeでも聴けるのかUnlimitedのみ対象なのかは、めんどくさいので確かめていない。判別する方法はなくもないだろうから、気になる人は自分で調べてほしい。

アニメ

プリティーシリーズ

アーケードゲームと連動した女児向けアイドルアニメ、『プリティーリズム』『プリパラ』『キラッとプリチャン』の総称(プリリズは「アイドルアニメ」かやや微妙?)。シリーズ全体に共通する特徴としては……3Dモデルのライブ以外に何かあるか?一作一作に強い個性がある、と言い換えられるかもしれない。

プリパラ☆ミュージックコレクション season.2

プリパラ☆ミュージックコレクション season.2

  • 発売日: 2016/06/22
  • メディア: MP3 ダウンロード
キラッとプリ☆チャン♪ミュージックコレクション

キラッとプリ☆チャン♪ミュージックコレクション

  • 発売日: 2019/09/11
  • メディア: MP3 ダウンロード

現在放送中のプリチャン2期を含めて、シリーズのテーマソング・挿入歌のほぼ全曲が網羅されている。かと思いきや、なぜかプリリズオーロラドリームはED曲以外は全滅に近く、続くディアマイフューチャーも劇中歌はミニアルバムだけという不思議なことになっている(プリパラも一期だけベストアルバムが配信されていないが、こちらはミニアルバムで大体の曲がそろう)

Everybody's Gonna Be Happy

Everybody's Gonna Be Happy

  • 発売日: 2013/07/24
  • メディア: MP3 ダウンロード

単にその2作がシリーズ初期なために配信に対応しきれなかっただけかとも思うが、ディアマイフューチャー曲の配信状況を見ると、もしかしてオーロラドリームでメインだったLISP声優ユニット)の関係かも?という気もしてくる。真相は知らない。

一押しは、プリチャン2期前半OPの、「ダイヤモンドスマイル」。二段構えでテンションが異常に上がるサビに、「禁断のレジスタンス」(クロスアンジュOP)を思い出してたが、どちらも同じ人が作曲してるそうで納得した(水樹奈々もUnlimited対象)

ダイヤモンドスマイル

ダイヤモンドスマイル

  • 発売日: 2019/05/29
  • メディア: MP3 ダウンロード
禁断のレジスタンス

禁断のレジスタンス

  • 発売日: 2014/10/15
  • メディア: MP3 ダウンロード

アイカツシリーズ

アーケードゲームと連動した女児向けアイドルアニメシリーズ。現在放送中のシリーズキャラオールスター作品「アイカツオンパレード!」を含めると、4作・9期・7年続いている。プリティーシリーズと比較した時の分かりやすい特徴は、主人公が「アイドル学校」に所属していて、明確に仕事としてアイドルを行っていることあたりか(プリリズにもお仕事要素はいくらかあったが)

Music Unlimitedでは、1作目の「アイカツ!」と2作目「アイカツスターズ!」の、恐らく全OP・ED、全挿入歌が収録されている。たぶん、全部だと思う。なにせただでさえ曲数が多く、さらに同じ曲でも歌唱担当が違う別バージョンが存在したりする作品なので油断はできないが、ざっと見た範囲では抜けはない、はず。

TVアニメ/データカードダス『アイカツ!』主題歌/挿入歌 1年目①

TVアニメ/データカードダス『アイカツ!』主題歌/挿入歌 1年目①

  • 発売日: 2018/07/11
  • メディア: MP3 ダウンロード
TVアニメ/データカードダス『アイカツ!』主題歌/挿入歌 2年目①

TVアニメ/データカードダス『アイカツ!』主題歌/挿入歌 2年目①

  • 発売日: 2018/07/11
  • メディア: MP3 ダウンロード
TVアニメ/データカードダス『アイカツ!』主題歌/挿入歌 3年目①

TVアニメ/データカードダス『アイカツ!』主題歌/挿入歌 3年目①

  • 発売日: 2018/07/11
  • メディア: MP3 ダウンロード
TVアニメ/データカードダス『アイカツ!』主題歌/挿入歌 4年目

TVアニメ/データカードダス『アイカツ!』主題歌/挿入歌 4年目

  • 発売日: 2018/07/11
  • メディア: MP3 ダウンロード

改めて聴き直していいなと思ったのは、スターズの「未来トランジット」。誰(どのキャラ)の曲かすっかり忘れていたが、香澄夜空センパイの持ち歌だったらしい。

未来トランジット

未来トランジット

  • 発売日: 2019/09/29
  • メディア: MP3 ダウンロード

「少女☆歌劇 レヴュー・スタァライト

ミュージカルとアニメの二つが柱となるメディアミックス企画で、メインキャラクターはいずれも同じ役者が演じている。トップスタァを目指す舞台少女たちが「レビュー」で歌って踊って奪い合う、というのが基本設定。アニメは、TVの総集編と新作の劇場版が予定されている。それと、TVシリーズYouTubeでしょっちゅう無料公開してくれる。

企画の中心になるのは、聖翔音楽学園第99期生2年A組9人のユニット「スタァライト九九組」だが、スマホゲームから登場した他の学校のキャラ(声優)もライブ等に出演しているらしい。

舞台版の主題歌、アニメOP・ED・挿入歌、アプリ関連曲など、メディアを問わず企画全体の曲がUnlimited対象になっている。が、今のところ九九組の最新シングル「Star Parade」だけは含まれていない。

プロローグ -Star Divine-

プロローグ -Star Divine-

  • 発売日: 2017/09/20
  • メディア: MP3 ダウンロード
99 ILLUSION!

99 ILLUSION!

  • 発売日: 2018/10/05
  • メディア: MP3 ダウンロード
プラチナ・フォルテ

プラチナ・フォルテ

  • 発売日: 2019/02/27
  • メディア: MP3 ダウンロード

アプリは初期に少し触った程度なので聖翔以外のキャラはほとんど馴染みがなかったが、九九組と他校キャラが共演するアルバム「ラ・レヴュー・エターナル」収録の「御してぎょしゃ座」は、歌詞にある通り「カオス」で「癖になってくる」一曲だった。がんばれ星見純那。

會川昇アニメ

80年代からアニメ・特撮業界で活躍する脚本家、會川昇。「會川昇アニメ」という括りは、彼がメインライターを務める作品を自分が勝手にそう呼んでいるだけだが、実際それぞれの作品に似たテーマを感じることが少なくない(フィクションと現実の関係など)

自分は特定のクリエイター目当てにアニメを見るということはあまりないが、會川アニメは高確率で妙に肌に合う。そのため、主題歌にも思い入れがあるものが多い。

天保異聞 妖奇士

流星ミラクル

流星ミラクル

  • 発売日: 2014/04/01
  • メディア: MP3 ダウンロード

UN-GO

How to go

How to go

  • 発売日: 2014/04/01
  • メディア: MP3 ダウンロード

エウレカセブンAO

Escape

Escape

  • 発売日: 2019/10/01
  • メディア: MP3 ダウンロード
stand by me

stand by me

  • 発売日: 2014/04/01
  • メディア: MP3 ダウンロード
ブレイブルー

ブレイブルー

  • 発売日: 2014/04/01
  • メディア: MP3 ダウンロード
アイオライト

アイオライト

  • 発売日: 2014/04/01
  • メディア: MP3 ダウンロード

牙狼 -紅蓮ノ月-

紅蓮ノ月〜隠されし闇物語〜

紅蓮ノ月〜隠されし闇物語〜

  • 発売日: 2019/07/17
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コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜

カタラレズトモ【アーティスト盤】

カタラレズトモ【アーティスト盤】

  • 発売日: 2019/10/24
  • メディア: MP3 ダウンロード
割レル慟哭【アーティスト盤】

割レル慟哭【アーティスト盤】

  • 発売日: 2019/10/24
  • メディア: MP3 ダウンロード

少し意外だったのは、2003年のロボットアニメ「GAD GUARD」のOP「Boomerang Boogie 〜南風堂の叔父さん〜」があったこと。アニソンとしてではなく、あくまでアーティストのPE'Zの曲という扱いだからだろうが。アニメには珍しいジャズのインスト曲で、強い印象を残すOPだった。

Boomerang Boogie -南風堂の叔父さん-

Boomerang Boogie -南風堂の叔父さん-

  • 発売日: 2004/04/01
  • メディア: MP3 ダウンロード

あとは、「ヒヲウのテーマ」もあれば最高だったのに……

その他アニメ

TRICKSTER -江戸川乱歩「少年探偵団」より-

1HOPE SNIPER

1HOPE SNIPER

  • 発売日: 2019/11/27
  • メディア: MP3 ダウンロード
運命ジレンマ

運命ジレンマ

  • 発売日: 2019/11/27
  • メディア: MP3 ダウンロード
少年探偵団を題材にして舞台を近未来に移したアニメ。原作は読んだことがない。著作権切れなので原作使用料が要らないところも含めて、UN-GOと似たようなコンセプトだが、こちらの社会批評的な部分はいまいちピンと来なかった。

田所あずさの歌う前半EDと後半OPは、いずれも疾走感があって好き。


アカメが斬る!

Skyreach

Skyreach

  • 発売日: 2014/08/13
  • メディア: MP3 ダウンロード
ファンタジーで必殺仕事人をやる漫画原作アニメ。

後半OP「Liar Mask」は、初めてフルで聴いてセリフがあることに驚いた。

Liar Mask

Liar Mask

  • 発売日: 2014/11/26
  • メディア: MP3 ダウンロード

嘘で塗り固められた空の下、
産み堕とされたこの命。
狂おしい程に足掻いても、
手の届かない、優しい世界。
毒を以て、毒を征す!
Liar Mask!!!

帝具(アカメ作中の伝説の武器的な存在)ライアーマスク、って感じのイメージなんだろうか。


「ファイ・ブレイン 神のパズル」

Now or Never

Now or Never

  • 発売日: 2013/03/19
  • メディア: MP3 ダウンロード
天才達がパズルでバトルするEテレアニメ。2クール✕3期も続いたのだから十分ではあるが、何かしらの新展開を今でもつい期待してしまうぐらいには好きだった。


双星の陰陽師

Valkyrie-戦乙女-

Valkyrie-戦乙女-

  • 発売日: 2017/03/22
  • メディア: MP3 ダウンロード
Re:Call

Re:Call

  • 発売日: 2016/08/03
  • メディア: MP3 ダウンロード
現代の陰陽師が「ケガレ」と戦いつつ同居ラブコメする漫画原作バトルアニメ。原作は未読だが、アニメの後半はほぼオリジナル展開だったらしい。


ヘボット!

放課後ねじまきダンス

放課後ねじまきダンス

  • 発売日: 2017/02/22
  • メディア: MP3 ダウンロード
とある島の王子と謎のロボットがコンビを組み、ボキャバトル(「ネジ」の組み合わせで生まれるギャグ?を競うラップバトル?のようなもの?)に挑んだりする、ニチアササンライズアニメ最終作。

キッズ向けハイテンションギャグの皮をかぶりつつ、ループする世界や上位存在といったオタク向け要素を大量に散りばめて壮大なストーリーが背後で進行するも、それも含めて結局はギャグなのでは……?といった具合に、徹底的に視聴者を振り回した怪作。画面のあらゆる要素に意味を見出す、ヘボット考察勢という病人を生むことになった。

ED映像や最終盤での使われ方もあり、後期EDの「社会のルール」は自分にとって涙腺を刺激する曲となっている。ヘボットなのに……

社会のルール

社会のルール

  • 発売日: 2017/06/28
  • メディア: MP3 ダウンロード


ゲーム

コナミ

新旧取り混ぜてかなり充実している。

ワイワイワールド2 SOS!!パセリ城 サウンドトラック (FC版)

ワイワイワールド2 SOS!!パセリ城 サウンドトラック (FC版)

  • 発売日: 2018/12/26
  • メディア: MP3 ダウンロード
LAGRANGE POINT サウンドトラック (FCオリジナルサントラ版)

LAGRANGE POINT サウンドトラック (FCオリジナルサントラ版)

  • 発売日: 2018/12/26
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GRADIUSⅡ SOUNDTRACKS (FC版)

GRADIUSⅡ SOUNDTRACKS (FC版)

  • 発売日: 2018/12/26
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グラディウスIIがあって沙羅曼蛇が無かったりするのは、どういう基準なんだろう。作曲者か。

特に聴き込んでいるのは、悪魔城ドラキュラシリーズ。

Bloody Tears (昼の道BGM)

Bloody Tears (昼の道BGM)

  • 発売日: 2018/12/26
  • メディア: MP3 ダウンロード
悪魔城伝説 SOUNDTRACKS (FC版)

悪魔城伝説 SOUNDTRACKS (FC版)

  • 発売日: 2018/12/26
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悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲 ORIGINAL GAME SOUNDTRACK SELECTION

悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲 ORIGINAL GAME SOUNDTRACK SELECTION

  • 発売日: 2019/04/24
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中でも一曲選ぶなら、蒼月の十字架のボーナストラック「琥珀の原風景」。ゲームで使用された「地下冥府」の公式アレンジで、悪くはないがあくまでBGMの範疇だった原曲が、こうまで印象が変わるのかと驚かされた。実際のエンディングは別の曲だが、「琥珀の原風景」はスタッフロールによく似合いそう。

琥珀の原風景 [悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架]

琥珀の原風景 [悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架]

  • 発売日: 2019/04/24
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地下冥府 [悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架]

地下冥府 [悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架]

  • 発売日: 2019/04/24
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ときめきアイドル

恋愛シミュレーションときめきメモリアル」シリーズの流れをくむ、アイドル+音ゲースマホアプリ。コナミ作品だが別枠で。

アプリ自体は2019年にサービス終了している(通信無しでプレイできるオフライン版に移行)。サービス中はロクにプレイしていなかった身で言うのもなんだが、ゲームの出来自体は良かったのでもったいない。出演声優たちによるグループ「ときめきアイドル project」は活動を継続しており、新曲CDも発売されている。

Unlimitedでは、最新シングル「青春Dreamers 」とセカンドアルバム「Song Collection02」以外が聴ける。

ときめきアイドル Song Collection

ときめきアイドル Song Collection

  • 発売日: 2018/10/10
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絆 -resonance-

絆 -resonance-

  • 発売日: 2019/06/12
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Joyful Days!

Joyful Days!

  • 発売日: 2019/12/11
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「ときめき」の名を冠するだけあって、ときメモを中心にコナミ作品関連曲のカバーが色々ある。

Twin memories W

Twin memories W

  • 発売日: 2018/02/28
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二人の時 Side SR

二人の時 Side SR

  • 発売日: 2018/04/18
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闘え!ダダンダーンV

闘え!ダダンダーンV

  • 発売日: 2018/10/10
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その中では、ときメモ1の隠し攻略対象、館林見晴のキャラクターソング「フィフネルの宇宙服」の、ゲーマーアイドル伊澄いずみ(演・藤川茜)によるカバーがお気に入り。

フィフネルの宇宙服

フィフネルの宇宙服

  • 発売日: 2019/01/16
  • メディア: MP3 ダウンロード

ときドルのキャラ情報が公開された時点で、伊澄は館林との外見の類似(主に緑髪)が指摘されていたし、「フィフネル」は一部旧作ファンの人気の高い曲だったので、これは待望のカバーだった(アプリへの実装はサービス終了が近付いた時期だったため3Dライブ演出が省略されてしまったのが残念……)

アレンジ自体は比較的オリジナルに近いが、館林のささやくような歌声が意味深な歌詞とマッチして神秘的なイメージの強かった原曲に対し、伊澄のまっすぐで愛嬌がある声により、可愛らしくポジティブに生まれ変わっている。

カバー曲以外では、やはり旧作キャラとの関連が匂わされていた片桐奈々菜(演・稲川英里)のソロ曲「Magic Hour」が、ストレートにカッコいい曲に高い歌唱力が乗ってエモの暴力(語彙)

Magic Hour

Magic Hour

  • 発売日: 2019/03/13
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スクウェア

もちろん現在はスクウェア・エニックスだが、旧エニックス関連曲(要はドラクエ)は見当たらないので、この見出しでいいだろう。

FFも当然あるものの、

FINAL FANTASY III Original Soundtrack

FINAL FANTASY III Original Soundtrack

  • 発売日: 2019/06/04
  • メディア: MP3 ダウンロード
FINAL FANTASY V Original Soundtrack

FINAL FANTASY V Original Soundtrack

  • 発売日: 2014/02/26
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FINAL FANTASY VI Original Soundtrack

FINAL FANTASY VI Original Soundtrack

  • 発売日: 2014/02/26
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どちらかといえば、ロマサガの方が好き(音楽に関しては)

Romancing Sa・Ga Original Soundtrack

Romancing Sa・Ga Original Soundtrack

  • 発売日: 2019/12/15
  • メディア: MP3 ダウンロード
Romancing Sa・Ga 2 Original Soundtrack

Romancing Sa・Ga 2 Original Soundtrack

  • 発売日: 2019/12/15
  • メディア: MP3 ダウンロード
Romancing Sa・Ga 3 Original Soundtrack

Romancing Sa・Ga 3 Original Soundtrack

  • 発売日: 2019/12/15
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ロマサガといえばやはりバトル曲だが、その中でも個人的ベストは、1の「バトル2」(四天王とのバトル)

バトル2

バトル2

  • 発売日: 2019/12/15
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これだけはもう、何百回聴いても飽きない。リメイクであるミンストレルソング版など、アレンジも色々聴いてみたが、やはり音色も含めてオリジナルが完璧だと思う。楽器使えばいいってもんじゃない。

Re:Birth Ⅱ -閃- バトル2

Re:Birth Ⅱ -閃- バトル2

  • 発売日: 2014/03/12
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神々への挑戦 -四天王バトル-

神々への挑戦 -四天王バトル-

  • 発売日: 2019/12/15
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ついでに、スクエニに言うべきかそれともエイベックスなのか分からないけど、どうか「スクールガール ストライカーズ ~トゥインクルメロディーズ〜」(サービス終了アイドル音ゲーアプリ)の関連楽曲を入れてほしい。Unlimitedが無理なら、せめてAmazonデジタルミュージックで購入可能にするだけでもいいので。他のストアでは普通に配信してるのに何でAmazonにはないのか。

セガ

Burning Hearts 〜炎のANGEL〜

Burning Hearts 〜炎のANGEL〜

  • 発売日: 2015/10/09
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バーニングレンジャー。ゲームをプレイしたことはないが、このテーマソングは好きだった。

Conquista Ciela

Conquista Ciela

  • 発売日: 2015/10/09
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バーチャロンフォースBGMのボーカル版。「鋼鉄の戦士」の方が通りがいいだろう。

In the Blue Sky -[H.] Arrange Ver.- -電脳戦機バーチャロン-

In the Blue Sky -[H.] Arrange Ver.- -電脳戦機バーチャロン-

  • 発売日: 2013/10/02
  • メディア: MP3 ダウンロード
これもバーチャロン。テムジンのテーマ。これはセガサウンドチームのユニットによるアレンジ版で、バーチャロン自体のサントラが無いのは残念。


まとめ

自分がMusic Unlimitedを使い始めた時、アプリにしろブラウザにしろ、アニソンの検索しづらさにすっかり参ってしまった。ある程度以上過去のアニメのタイアップ曲は、超メジャータイトルでもない限りアニソン扱いされてないらしいのが特に困る。

Music Unlimitedで聴けるアニソンまとめ」的なページもいくつかあったが、これも基本的には最近の作品を取り扱ってることが多いようだった。

そんなわけで、自分の聴きたいアニソンに関しては、地道に曲名・アーティスト名で検索をかけて有無を確かめるところから始めなくてはならなかった。それはそれで楽しくはあったが。

この記事は、そういったUnlimitedでのアニソン発掘作業の参考に、少しでもなればと思って書いた。義務感で自分の好きな曲も一応挙げておいたが、おすすめリストというより、こんな曲・アーティストも入ってたよ、という報告がメインのつもり。

みんなも、林原めぐみに恨みはないけど何で「REINCARNATION」も「心よ原始に戻れ」も林原版しかないんだよ……とか憤ったりしながら、Unlimitedでアニソン探しを存分に楽しんでみてほしい(たぶん他のアニソン専門サービスを使う方が普通に快適)

REINCARNATION<New Version>

REINCARNATION<New Version>

  • 発売日: 2014/08/27
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「今の若者はマンガが難しくて読めないからラノベを読む」とか最初に言い出したのは誰なのかしら?

先日、こんなツイートを見かけました。

「今の若者はマンガが難しくて読めないからラノベを読む」

ラノベは会話が多く地の文も説明的なのでマンガより読むのが簡単」

こういう話を見るのは、実のところ決して珍しいことではありません。マンガの売上低下とラノベ市場の拡大(この認識自体がどこまで正確かはさておき)を説明するものとして、しばしば持ち出される理屈です。

個人的な印象としては、eyebrow salivaのひと言に尽きます(英検100級です)。能力的な意味でマンガが「読めない」若者がそんなに増えてるなら、漫画村があんな大繁盛するか?という素朴な疑問もありますし、そもそもマンガとラノベの市場規模に巨大な差が存在する(マンガ>>>>>>>>>>>ラノベ)事実を無視した説に思えます。

しかしこの時は説の信憑性とは別に、あることがふと気になりました。

「今の若者はマンガが難しくて読めないからラノベを読む」説を最初に言い出したのは、どこの誰なのだろうか?

細かいことが気になってしまうのが悪い癖であるわたしは(特命係所属です)、さっそくツイッターで調査を開始しました。

まず目についたのは、こういったツイート。

いしかわじゅん氏といえば、日本を代表する漫画家であり漫画評論家です。ラノベそのものについて詳しいかどうかは知りませんが、マンガとの関係において一家言を持っていても不思議ではありません。


漫画の時間

漫画の時間

これは早くも正解に到達か?と期待したものの、肝心の「いしかわじゅんの放言」そのものはなかなか見つかりませんでした。ツイッター内で検索に引っかかったいしかわ氏のラノベ関係の発言といえば、せいぜいこんなものぐらい。

ネットでの発言で削除済みなのか、あるいはネット外での発言なのか。いずれにしてもこれ以上たどるのは無理かな……と諦めかけていたところ、こんな情報提供が。

なるほどなるほど。マンガ夜話もしくはバンキシャ。完全な特定には至りませんでしたが、いしかわじゅん氏がTVか何かでそのような発言をしたこと自体は恐らく事実なのでしょう。

というわけで、「今の若者はマンガが難しくて読めないからラノベを読む」とか最初に言い出したのは、いしかわじゅん氏でした。めでたしめでたし。






と、単純には言えそうにない事情がいくつかあります。

一つはこのツイート。

典型的なマンガ読めないからラノベ読む説ですが、問題はこれがいしかわじゅん氏へのリプライだということです。既に削除されたのかそれとも、そもそも特定のツイートに宛てたリプライでなくメンションだったのかは分かりませんが、送り先のツイートは不明です。ただ、本人の弁によれば、ラノベとは特に関係がない、あくまでマンガ読者の減少に関する話だったとのこと。

いしかわじゅん氏に送られたリプライが純粋に偶然にいしかわじゅん氏自身の主張と一致する。そんなこともあり得なくはないですが、もっと簡単な解釈があります。

当該リプライは2010年のものですので、マンガ夜話は既に終了していますが、バンキシャなら出演中の期間です(たぶん……)。いしかわじゅん氏はこのリプライを元にして、バンキシャで「今の若者はマンガが難しくて読めないからラノベを読む」説を開陳した、という可能性はないでしょうか?

(ちなみにいしかわじゅん氏にはこの件について質問リプライを送ってみましたが当然のように梨のつぶてでした)

それからもう一つ。いしかわじゅんラインとは(少なくとも表向き)関係ないところから出てきている、「今の若者はマンガが難しくて読めないからラノベを読む」説が複数存在すること。

「 子どもたち

 子どもの活字離れが言われて久しいが、先日、あるライトノベル作家氏から不思議な話を聞いた。このところライトノベルに読著が「戻って」きているのだという。戻るとはどういうことだろう。一体どこから戻ってきたのか……。
 詳しく聞くと、それがどうもマンガから戻ってきているという話らしいのだ。
(略)
状況が悪化してラノベも読まれなくなり、「近頃の読者は本を読んでる、といってもじつはマンガがせいぜ い」といわれたときも、その流れの当然の帰結だと思っていた。これは美水かがみ『らき★すた』(角川書店)の主人公・泉こなた(超オタクの女子高生)が、マンガやアニメは大好きなのに、その原作のラノベは「文字がいっばいで読めない」ことともシンクロする。
 要するに字が読めない。文字を読むのが面倒くさい。絵だから理解が手っ取り早い。だから活字離れの表象として、小説→ラノベ→マンガという変遷が起こったのだと理解していた。
(略)
 そうか! きっと携帯で文字を読めるようになった子たちが、再び文字量の多い媒体に戻ってきたんだ! だからマンガからラノベという逆のベクトルが発生したんだ! もしかしたら次のステップでは小説が読めるようになる子なんかも現れたりするのではないだろうか!
 絶望的な話題の多い年末、一綾の光明を見出して興奮する私を、くだんのライトノベル作家氏は不思議な生き物を見るように見つめている。種明かしは以下の通りであった。
「最近、マンガが読めない子って結構いるんですよ。コマ割りってあるでしょう?つまりマンガっていうのは、一頁のなかに上から下、右から左という時間の流れがあって、それを追っていくことで物語を読み進めるわけですよ」
「ところが、今の子はコマ割りによって作り出される時間の流れ、言い方を変えるとマンガの文法みたいなものがわからない。一枚の紙(つまり一頁)を、ひとつの同じ時間平面としか捉えられない。だから最初のコマと中段のコマ、終わりのコマに同一人物が描かれているとパニックになっちゃうんですよ。え、同じ時間に同じ人が、なんで別の場所に行ったり、いろいろなことを喋ったりするの、って」
「その点、ライトノベルは右から左へ読んでいけば取り敢えず時間は順を追って流れるじゃないですか。マンガを読むより楽なんです。だから僕は時間の流れがさかのぼるような、たとえば回想シーンを入れたりするときは、きちんと章や節を変えて、ここから違う時間が流れ出しますよ、と読者に教えてあげるんです。そういうことに気をつけて書いています」
 話を聞き終わる頃にはグッタリである。果たして書物が衰退したのか、読者が衰退したのか……。
(二〇一〇・一二・一八)」


(元記事が消えているのでインターネットアーカイブから)

「娯楽でも (廃人2号)2008-12-04 13:44:45
(略)
最近マンガを読めない子供が増えています。
その為、説明的描写が多いライトノベルというジャンルが産まれています。
まあライトノベルの定義が定かではありませんが...日本語の娯楽コンテンツでこの有様ですから、実用的な英語力を付けさせよとするには画一的な学校教育では無理だと思います。」

この、池田信夫blog(に付いたコメント)が、今回の調査で確認できた最古の「今の若者はマンガが難しくて読めないからラノベを読む」説でした(2008年)

このような「今の若者はマンガが難しくて読めないからラノベを読む」論者が並立する状況を、一次ソースらしきものが複数あるのだから若い世代の傾向として事実なのだろうと素直に解釈するか、それとも、どこが最初であるにせよ聞いた話をアレンジして自分オリジナルの主張・エピソードであるかのように語ってる人が複数いるだけでは?と疑り深い目で見るか。それは、皆さんにお任せします。

(別々の人間がそれぞれまったく独自に思いつくような説とは考えにくい、と思うのだが……)

また、あくまでネット上限定、それもツイッターGoogleで軽く検索をかけて出てきた程度の話に過ぎないため、調査として不十分なことは言うまでもありません。この記事の読者の中に「今の若者はマンガが難しくて読めないからラノベを読む」の件について何か知っている方がもしいたら、コメント等で情報提供してもらえるとありがたいです。

ときめきメモリアル 伝説の樹の下で

ときめきメモリアル 伝説の樹の下で

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: コナミ
  • 発売日: 1996/02/09
  • メディア: Video Game