い(い)きる。

生きることは言い切ること。

「ライトノベル」の書き方・おまけ

この記事で挙げたポイントを全て守って小説を書けば、ほぼ間違いなく完全な「ライトノベル」が出来上がるはずです

という言葉に嘘はありません。

(自分はラノベ定義にレーベル・パッケージ主義を採用しているので、ここで言う「完全な『ライトノベル』」とは、もし出版するとしたらラノベ専門レーベル以外ではまず無理な小説、という意味です)

ただ付け加えるなら、あれはあくまで「いかにもラノベらしいラノベ」を書くための注意点に過ぎず、賭けてもいいけど「面白いラノベ」になることは99パーセントないでしょう。ちゃんと確認はしてませんが、これまでに大ヒットしたラノベの中であれを全て満たしてる作品なんて、ほぼ無いんじゃないでしょうか。

マンガ絵が付いたアニメみたいな内容の小説が物珍しかった大昔ならいざ知らず、今となっては「ライトノベル」であることそれ自体には、大した価値はないのです。良くも悪くも。

カテゴリーそのものに内在しているわけではない面白さをどこから引っ張ってくるのか。ざっくり分けると、流行をリサーチしてエミュレートするタイプと、自分が素直に信じられる面白さをラノベという枠に押し込むタイプがいるわけですが、どちらかといえば、初心者ほど後者の方向性で考えた方が近道なんじゃないかと、個人的には思います。

もちろんそれにも、最低限「自分が何を『面白い』と感じるのか」という価値観、大げさに言えば思想に、作者本人が自覚的になる必要はあります。自分の中に確固たる「面白さ」の基準があればこそ、「ラノベの書き方」に対して、これは従う、そこは絶対に譲れない、といった判断も可能になるわけです。

ラノベが書けない」と訴える文字書きの多くは、そもそもこの辺があまり固まってないような気がしますね。

(この文章は全て、ラノベを含めて長編小説を一本も書き上げたことのない人間の意見です)